「臓器売ってiPhone6s買おう」、計画進めるも正気に戻り助け求める。

2015/09/16 18:28 Written by Narinari.com編集部

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新しいiPhoneが発表されるたびに、中国では自分の臓器を売って購入しようとする型破りな若者が登場する。先日、新モデルのiPhone 6sが発表されたことで、早速、同様のケースが地元メディアで報じられているようだ。

中国メディア広州日報などによると、この一件は9月12日夜のこと。江蘇省南京市白鷺洲の派出所に、呉という名の若い男性が大慌てで駆け込んできた。

呉さんの話では、先日、iPhone 6sが発表され、どうしても発売日に入手したいと考えた呉さんは、友人の黄さんとともに自分たちの腎臓を売ることを決意。ネットにその旨を書き込んだのだという。

すると、ある人物からコンタクトがあり、腎臓の価格は血液型や状態によって売買値段が異なることを伝えられる。そしてまずは南京の病院に赴き、腎臓の検査を受けることを勧められ、呉さんと黄さんのふたりはiPhone 6sの予約開始日である12日に南京の病院に赴いた。

しかし、実際に病院に到着しても、約束していた人物は現れない。仕方なく呉さんと黄さんは自ら腎臓検査を行うとともに、ネットで知り合った人物と再び連絡を取り、自分たちが急いでいることを伝え、「(iPhone 6sを購入するための)前金が欲しい」と懇願。しかし、これは相手から断られてしまった。

そうこうしている内に呉さんは冷静さを取り戻し、iPhoneのために自分の臓器を売ることが「馬鹿らしい」と感じるようになる。そして、今回の計画を中止することを決意したのだが、それでも友人の黄さんはまだあきらめきれないようで、ふたりの間で言い争いが勃発。呉さんは仕方なく警察に助けを求めることを決めた。

すると、「自身の計画を妨害される」と感じた黄さんはその場から逃走。行方がわからなくなり、友人の身を案じた呉さんが派出所に駆け込んできたというわけだ。

現時点では黄さんがその後どうなったかは報じられていないが、呉さん同様、考えをあらためているものと信じたい。

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