空き巣が家財道具の売却企む、カギも勝手に付け替え家人のフリ。

2015/08/04 19:16 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


スリや空き巣の手口は昔とは比べられないほど巧妙になっているが、中国ではこのたび、大胆な空き巣の存在が確認され市民を驚かせている。この空き巣、被害者が不在なのを良いことに、家のカギを勝手に付け替え、挙げ句に家財道具一式を業者に売却しようとしたという。

中国メディア東北新聞網などによると、この空き巣の一件は重慶市でのこと。7月27日昼ごろ、空き巣の陳某は一週間ほど前から狙いを定めていた被害者宅にカギを壊して侵入し、家の中を物色し始めた。

しかし、いくら探せど金品は見つからない。これに不満を感じた陳はとっさに別の考えを思いつき、実行に移す。まず廃品業者に「家財道具一式を売りたい」と連絡し、業者が到着する前に被害者宅の(自分が壊した)カギを新装。業者の到着を家の外で待ち構え、さも自分がこの家の住人であると装い、カギを開けて業者を招き入れ、そこで売却交渉に臨んだ。業者には「引っ越すので不要な家具を売却したい」と伝えたのだという。

しかし、交渉がまとまり、あとは売却して金銭を受け取る段階になって、陳が予想していなかった事態が発生する。というのも、本物の住人が戻ってきてしまったのだ。陳はあらかじめ住人が朝外出して夜まで戻らないことを調査済みだったが、この日だけは違っていたようで、住人は遠目に家の前に停車している不審なトラック、家具を運搬している様子を見るにつけ「泥棒に入られた!」と確信。すぐに通報し、陳は現場を離れる前に現行犯逮捕されたそうだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.