スヌープ・ドッグが、イタリア警察に20万ドル(約2,500万円)以上を押収されたようだ。

スヌープは8月1日(土)、カラブリア空港からプライベート機でイングランドに向けて出国しようとしたところを現地警察に止められ、手荷物から42万2,000ドル(約5,200万円)が発見されたという。資金洗浄防止のため、欧州連合(EU)加盟国には申告なしで1万ユーロ(約136万円)以上を持ち込むことを禁止されている。
これに対し、スヌープはその現金がイタリアなどで予定されているコンサートのバンドメンバーへの給料だとしていると、CNNにある関係者は話しているが、警察側はモンテパオーネで行われたスヌープのコンサートにまで捜査を広げ、スヌープの出演料がいかに支払われたかを焦点に捜査を進めていくようだ。
イタリアでのスヌープの担当弁護士アンドレア・ペリシ氏は、スヌープが今後罰金を支払うことになり、その金額が決定されるまで押収された現金は警察が保管することになるとした上で、「我々は法的な観点から見極めています」「所持していた現金はヨーロッパで行っているコンサートから得たものです。犯罪ではなく、管理上の落ち度というだけです」と話している。
スヌープは先日、スウェーデンのコンサート後に逮捕されるという事件もあった。スヌープは薬物の影響下にある様子だったことを理由に現地の警察署へと連行され、尿検査を強いられていた。
その状況について警察のダニエル・ニルソン広報官は「道路状況を監視していた警察がスヌープ・ドッグは薬物の影響下にある可能性があると判断しました」「スヌープは逮捕され、尿検査を受けるために警察署へと連れていかれました」「本件はわずか数分間の話です。検査後にはすぐ、スヌープは警察署を後にしました」と説明していた。