ピース又吉「火花」が芥川賞受賞、お笑い芸人では初めての快挙。

2015/07/16 20:05 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35歳)が7月16日、小説「火花」で第153回芥川賞を受賞した。芸能界では過去にミュージシャンの辻仁成、町田康が同賞を受賞しているが、お笑い芸人では初めての快挙となる。なお、羽田圭介(29歳)の「スクラップ・アンド・ビルド」も、又吉と共に同賞を受賞した。

「火花」は、無類の“本”好きとしても知られる又吉が、天才芸人の輝きと挫折を通して「笑いとは何か、人間とは何か」を描いた小説。文芸誌「文學界」2月号(文藝春秋)で発表されるやいなや一躍話題となり、同誌を完売、史上初の増刷に導いた。

また、6月1日に発表された「オリコン2015年上半期“本”ランキング」でも、芸人執筆小説で初の文芸・小説部門1位を獲得しているほか、同BOOK部門で小説唯一のTOP10入りを果たすなど、今年上半期を代表するヒット作品となっている。


☆「火花」あらすじ

想像の範疇を超えた天才的な笑いのセンスを持ちながら不器用な性格に人間味が溢れる神谷と、彼を師と慕って交流を深める後輩・徳永という、お笑い芸人2人の物語。笑いについて真剣に語り合いながら、それぞれの信じる芸人道を突き進んでいくが……。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.