秦基博が3作連続で映画主題歌、東野×堤×江口の「天空の蜂」に。

2015/07/10 06:02 Written by Narinari.com編集部

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シンガーソングライター・秦基博(34歳)の新曲「Q&A」が、東野圭吾×堤幸彦×江口洋介の超大作映画「天空の蜂」主題歌に起用されたことがわかった。

ベストセラー作家・東野圭吾が20年前に発表し、そのテーマ性とスケールの大きさから、映像化は不可能と長年言われてきた、史上最悪の原発テロに迫るクライシス・サスペンス「天空の蜂」。

東野をして「執筆中に思い描いた以上の映像に圧倒されました」と語るように、堤監督の手によって壮大なスケールで映画化された話題作だが、その主題歌「Q&A」を秦が書き下ろし、9月9日にリリースすることが決定した。

秦にとっては、今年、日本アカデミー賞アニメーション部門最優秀賞を受賞した「STAND BY ME ドラえもん」主題歌の「ひまわりの約束」、第68回カンヌ国際映画祭正式出品「あん」主題歌の「水彩の月」に続き、3作連続で映画作品の主題歌を担当することになる。

秦が、実際に完成した作品を試写で観て、「映画の中で描かれる人間が運命に抗う姿、大きな運命の流れの中で翻弄されながらも、自分が大切につかもうとするもの、守ろうとするもの、そういうものに対して向かっていく姿に感銘を受けて、その部分を自分なりに楽曲にしました」と語る新曲は、「ひまわりの約束」に代表されるような、ミディアム〜スローな優しい楽曲が多い秦のこれまでのイメージを覆すような、アグレッシヴでエモーショナルなサウンドで、人間の本質を問いかけるアッパーチューンに仕上がっている。

堤監督、そして主演の江口洋介は、主題歌について次のようにコメントを寄せている。

「始めてこの曲を聞いた時にある情景が浮かんだ。それは数多の人々の姿。映画『天空の蜂』を撮っている時のイメージと同じだった。突きささるリズムに身体をまかせていると深い詩が突きささる。原作と映画とこの曲『Q&A』同じ地平に立っている気がする。たくさんの人々に感じてほしい。21世紀のメッセージソングを」(堤幸彦)

「この映画が持っているテーマ性、スタッフ・キャストの想いを昇華させてくれる曲だと思いました」(江口洋介)

また、秦に主題歌を依頼した映画「天空の蜂」製作チームからは、次のメッセージが寄せられた。

「この映画は様々なキャラクターが登場しますが、大切にしたのはそれぞれの人物の立場と思い、そして行動を丁寧に描く事でした。一人一人が様々な問題にぶつかりながら答えを出していくことから、主題歌についても男性ソロアーティストとして世の中と向き合いながら、圧倒的な存在感を放っている秦 基博氏の名前が即座にあがりました。書き下ろして頂いた楽曲は的確に映画の核を捉えていて、映画の印象を増幅する素晴らしい楽曲です。いち早く、多くの皆様に観て、聴いて頂きたいです」  

映画「天空の蜂」は9月12日より全国ロードショー。

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