ポール・マッカートニーは、故ジョン・レノンが生前の活躍よりも、その死で知られていると考えているようだ。

ポールは、今のジョンはその活動よりもニューヨークで銃で撃たれて死亡した殉教者としてのイメージのほうが強いと感じているとエスクァイア誌に語った。
「ジョンは素晴らしい仕事をしたよ。ビートルズ脱退後はもっとすごいことをやったよね。でも、そんなによくない作品もあったけどね。今、殉教者とまでなったジョンはジェームス・ディーンのレベルまできているか、もしくはそれを超えてしまっているかもね」
「それはかまわないし、そうなっていることを認めるけど、今は歴史修正主義になろうとしていたことを理解しているよ。ジョンは選ばれし者だった、ってね」
さらにポールは、ジョンもしくはポールが単独で作ったとしても「レノン/マッカートニー」の名をクレジットに使ったことにも触れた。
「あれはよいロゴマークだよ。ロジャース&ハマースタインみたいにね。ハマースタイン&ロジャースじゃしっくりこないよね。だから、OKだと思ったんだ」
自身が書いたと主張する名曲「イエスタデイ」については「僕は『ポール・マッカートニー・アンド・ジョン・レノンでいいかい? よいアイデアじゃない?』って聞いたんだ」「でも『もう、なんだよ!』ってことになり、そうはならなかったんだ」とポールは話している。