新垣結衣と「ある生き物」対面、時空越えた共演に本人もビックリ。

2015/07/02 17:03 Written by Narinari.com編集部

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女優の新垣結衣(27歳)がナビゲーター役を務めるNHKスペシャル「生命大躍進」が、7月5日の放送で最終回を迎える。「40億年前に生まれたシンプルな生き物が、いったいどうして、私たち人間になることができたの?」。そんな疑問を胸にシリーズをナビゲートしてきた新垣が、今回は自身にとっても身近なギモン「なぜ人は考えるのか」を語りかけることから番組はスタートする。

「人は考える動物だ」などと言う。いま生きているたくさんの種類の生き物たちを見回しても、人間ほど知性の高い生き物はほかにいない。さらに生命40億年の長い長い歴史を振り返ってみても、文明を築くほど高度な知性をもった生き物が存在した痕跡は1つもない。

人間だけが“トクベツ”な生き物のように見えるが、新垣と恐竜時代へタイムトラベルしてみると……。実はかつて、知性を芽生えさせた「ある生き物」がいたそうだ。いったいどのような生き物なのだろうか? 新垣は、その「ある生き物」と、時空を超えてスタジオで出会い、ついに共演。本人もビックリのその生き物、どれほど賢くて、知性があるのか? それは番組で確かめてみて欲しい。

このNHKスペシャル「生命大躍進」は、放送90年記念番組(※日本で放送が始まって2015年が90年目)。そこでNHKでは、いまある映像技術の頂点を目指して、たくさんの技術的なチャレンジをして制作に望んだという。

その1つが、毎回出てくる太古の地球へのタイムトラベル・シーン。実は今回のシリーズのCGは、最新のハイテクが駆使された4K・CGなのだ。突如蘇る恐竜のあのウロコの感じ、風でなびくマンモスの毛の自然さ……などなど、まるで実物がそこにいるかのような仕上がりだ。

新垣の出演するパートも、もちろんチャレンジング。新垣と共演する古代の生き物たちも、みな4K・CGで描かれている。さらに一人二役で “姉妹” の映像も、コンピューター制御のハイテク・カメラであればこそ。まず妹を演じて、ハイテク・カメラで撮影し、その後、姉に変身。着替えてメイクをして、姉を演じて、同じカメラで撮影する。このカメラ、コンピューター制御のため、1mmのずれもなく動くため、重ね合わせると姉妹が同時に同じ空間にいるかのような映像が出来上がるというわけだ。

とはいえ、挑戦は技術だけではない。この一人二役というのは、新垣自身、役者としてとても挑戦的なことでもあった。最初に妹を演じるときに、すでに頭の中には後で演じる姉がいなければならないという。妹はどのような口調で、どのような身振りで話すのか。それを見ているはずの姉は、どのような表情でそれを聞いて、どのように返答するのか。そのすべてを、事前にきちんと「考えて」演じ分けないと、自然な一人二役シーンにはならない。役者としての新垣にとっても、一人二役は大きな挑戦だった。

そしてこの最終回では新垣が、知性の芽生えの時代から、私たちホモサピエンスの時代まで、2億年間をナビゲート。どのようにして今の私たちが「考える」ようになってきたのか、そのいのちの物語を紐解いていく。

「考えるって素晴らしい。だから人間って素敵! こんなふうに生きていることそのものが奇跡。だから毎日毎日、考えて悩んで、人として生きていくことって、実はすごく幸せなことなんです。だから、いろいろあっても、今日も前を見て歩いて行こうよ!」そんなメッセージを、7月5日の日曜夜に届ける。

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