平井堅の新曲は連ドラ主題歌、デビュー20周年イヤーの第1弾シングル。

2015/06/25 06:28 Written by Narinari.com編集部

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5月13日にデビュー満20周年を迎えた平井堅が、7月19日スタートの連続ドラマ「ナポレオンの村」(TBS系)の主題歌を手がけることが決定し、デビュー20周年イヤーの第1弾シングルとして8月にリリースされることになった。

ドラマ「ナポレオンの村」は限界集落を蘇らせたスーパー公務員・高野誠鮮氏の著書「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?」(講談社刊)を原案に、消滅寸前の限界集落を立て直そうと地元自治体に赴任してきたスーパー公務員の男が巻き起こす改革と彼を取り巻く役所の面々、村人たちとの交流、そして村が生まれ変わっていく姿を描いたオリジナルドラマ。

主演を唐沢寿明が務め、地元自治体も、村民さえも諦めた……消滅寸前のどん底の村が、心を一つにしてたくましく生まれ変わっていく姿を痛快に描いていく。共演陣には、麻生久美子、山本耕史、ムロツヨシ、イッセー尾形、沢村一樹という個性溢れる顔ぶれが集結した。

今回、主題歌を書き下ろした平井は「この曲は今回のドラマのために書き下ろした楽曲なんですが、最近の僕の曲は“道ならぬ恋”の歌だったり、『あいつの幸せ喜べますか?』と問いかける歌だったり、『巡れど巡れど闇は闇』と歌う曲だったりダークな世界観の楽曲が続いたんですが、今回のドラマはタイトルにナポレオンの名前が入っているだけに不屈の精神、七転八起の展開が描かれるとても熱いドラマなので、僕も最近の曲では描いてこなかった熱い気持ちを自分の心の中からひっぱり出してこの曲を書きました」とコメント。

そして「ドラマでは現状を打破しようと葛藤する人々の姿が描かれていますが、もちろん僕含め皆さんも理想と現実があって、理想っていうのは手が届かない遠いものでそのギャップに苛まれるわけですが、ドラマの舞台となっている村のように、意外と灯台もと暗しで豊かさや尊さや誇りみたいなものは遠いところにあるのではなく自分の手の中にあって日々の挫折や諦めの中で自分の手の中にあるものを忘れているだけで、実はそこにちゃんと美しさはあるんだということを僕なりに楽曲にしたつもりです」と、楽曲に込めた想いを語っている。

また、「サウンド面では『君の鼓動は君にしか鳴らせない』という楽曲タイトルに絡めて心臓が鼓動する音や鐘の音、ティンパニーなど“鳴らす”ということをアレンジのテーマにして楽しみながら作りました。是非、ドラマと一緒に主題歌も楽しんでいただけたらと思います」と呼びかけている。

さらに、サウンドプロデュースには平井と長年タッグを組み、数多くのヒット曲を手がけてきた亀田誠治を迎え、ドラマの世界観を踏襲し、力強くも美しい、壮大なサウンドに平井のソウルフルなヴォーカルが一際映える作品に仕上がった。

この楽曲の仕上がりに、TBSドラマ制作部の高橋正尚プロデューサーからも「平井さんの伸びやかな声が、ドラマの舞台となる美しい棚田や川の流れ、また田舎の人々のあたたかさと重なることで、『日本の原風景』が持つ壮大さと優しさをより引き立たせてくださると思います。真夏の夜、ほっと癒される時間を平井さんの歌声とともにお届けします」と、ドラマと合わせて、主題歌への期待も膨らませるコメントが寄せられた。

なお、この新曲は6月27日放送のTBSテレビ60周年特別企画「音楽の日2015」で初披露することが決定している。


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