今週発表の最新6月29日付けのオリコン週間“本”ランキング(集計期間:6月15日〜21日)の総合部門にあたるBOOK部門では、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が執筆した、初の本格小説「火花」(文藝春秋/3月11日発売)が週間売上5.0万部で、先週付けの15位から1位に返り咲いた。

同作の1位は通算3度目。2015年3月30日付け以来13週ぶりとなる。
第153回芥川賞(7月16日に選考会開催)の候補作品となった話題を追い風に、大きく再浮上した同作は、6月1日に発表された「オリコン2015年上半期“本”ランキング」でも、芸人執筆小説で初の文芸・小説部門1位を獲得しているほか、同BOOK部門で小説唯一のTOP10入りを果たすなど、今年上半期を代表するヒット作品となっている。