「ルパン対ホームズ」が初CD化、1981年にフジ系放送アニメのサントラ。

2015/06/25 03:41 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


過去に放送された数々の作品の中から、未商品化・未CD化の劇中BGMを中心にリリースしていくシリーズ「Columbia Sound Treasure Series」。その第2弾となる、1981年にテレビアニメスペシャルとして東映動画(現・東映アニメーション)が制作し、フジテレビ系にて放送された「ルパン対ホームズ」のオリジナル・サウンドトラック(初CD化商品)が発売された。

音楽を手掛けた故・玉木宏樹氏は、兵庫県神戸市出身の作曲家・ヴァイオリン奏者で、「大江戸捜査網」や「怪奇大作戦」などのBGMを担当、また自身のリーダーアルバムでは1975年に発表した「タイム・パラドックス」で広く知られている。

オリジナルLPのA面3曲目に収録された「追跡」は、伊集加代子のスキャットと浜田均太のヴィブラフォン、そして玉木宏樹のヴァイオリンのユニゾンが浮遊する極上のヨーロピアンジャズワルツになっており、2000年に発売された小西康陽監修、コモエスタ八重樫選曲のコンピレーションアルバム「Midnight Tokyo」に収録され、クラブDJを中心に話題となった。

さらに、ライナーノーツでは「夜ジャズ」シリーズでも著名な“レコード番長”こと須永辰緒氏から、発売を記念して「ルパン最後の秘境。通称、もうひとつのルパン。モダンジャズやミュゼット、パリの香りをまとった極上のカクテルミュージック。」と、コメントも到着している。

そして、7月29日には、「宇宙戦艦ヤマト」と同じくアニメブームを巻き起こした名作「海のトリトン」のオリジナル・サウンドトラックが満を持して登場。作品自体のファンも多数存在しているが、故・鈴木宏昌氏の作曲したBGMも高い評価を受け続けており、革新的なスコアの数々を杉本喜代志や石川晶等、往年の名手たちが演奏。聴きどころ満載の内容だ。

今作は、長らく未CD化であった大名盤「海のトリトン オリジナルサウンドトラック」に加えて、未商品化BGMも収録した充実ぶりで、2枚組CDだけでなく、完全生産限定盤でのLPリリース、そしてハイレゾ配信も実施する。

なお、本シリーズは毎月のリリースに合わせて、Columbia Sound Treasure Seriesのアルバムダイジェスト試聴動画を日本コロムビアのオフィシャルYouTubeアカウントにて更新。6月24日より、「海のトリトン」のダイジェスト試聴動画も公開中だ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.