友人に貸したバイクを自ら盗む、一儲けしようと弁償迫るも結局逮捕。

2015/06/16 17:32 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、ある男性が友人から借りたバイクを盗まれる事件に遭遇。持ち主の友人に報告したところ、弁償するように迫られたのだが、あろうことか盗んだ張本人は友人であることが後に判明したそうだ。

中国メディア新浪新聞などによると、これは山東省臨沂市臨ジュツ県を舞台に起きた事件。5月31日、市民から地元の警察に「乗っていた五羊本田(ホンダの合弁会社)のバイクが盗まれた」との通報が入った。被害者である李さんの話では、盗まれたバイクは友人から借りていたものらしく、「見つからないと弁償をしなければならない」と焦っている様子だったという。

警察が確認した監視カメラの映像には、李さんがバイクを停めた数分後に男が現れ、バイクのカギを外して乗り去る姿が映し出されていた。そのため、警察はこの男を犯人であると断定し、行方を追うことにしたそうだ。

すると6月2日の夕方、ついに警察がこの男を発見する。男はタン城県出身の27歳で、劉という名前だったが、取り調べを進めている内に、劉が李さんの友人であることが発覚。それどころか、李さんにバイクを貸したのも劉本人であることが判明したのだ。

劉が白状したところによれば、5月31日午前、劉は李さんにバイクを貸した後、車で追跡。これは冗談で及んだ行為だったそうだが、李さんがバイクを停めて病院の中へ入って行くのを見届けた後に“良からぬ考え”が頭に突如浮かんだという。自分のバイクを盗んで李さんに弁償させることで、一儲けしようと企てたのだ。そして、別の友人に声をかけ、ふたりして自分のバイクを盗むことにした。

すでに劉は窃盗罪の疑いで刑事拘留され、事件も片付いているが、信じていた“友人”に騙された李さんの心中を慮ると、何ともやるせない気持ちにさせられる。

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