佐藤健のカオスすぎる17変化CM、カップヌードル史上最多のシーン数。

2015/06/05 00:00 Written by Narinari.com編集部

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俳優の佐藤健(26歳)が、日清食品カップヌードルのイメージキャラクターに初めて起用され、6月5日よりオンエア開始となる新CM(//www.youtube.com/watch?v=4g9Nm67qz7w)で馬やクルマ、戦隊ヒーロー、ダイスミンチの惑星などになっていることがわかった。馬…ダイスミンチ…だと…?

新CM「STAYHOT ウマい篇」(15秒、30秒)は、カップヌードルを食べた時の「ウマい!」というシンプルかつ何気ないリアクションを、未だかつて見たことのない斬新な映像と、これ以上ないほど熱く、ホットな世界観で表現。佐藤はひと口食べた瞬間から、状況がめまぐるしく変化する摩訶不思議なストーリーの主人公を演じている。

冒頭からアクセル全開、フルスロットルで駆け抜けるストーリー展開の中で、佐藤は地球上のみならず、宇宙空間にまで飛び出し、巨大ロボットから戦隊ヒーロー(女装含む一人五役)、馬、クルマ、ダイスミンチ(サイコロ状のミンチ肉)の惑星などに次々と変身(全部で17種類)。人智を超えたあらゆる存在を演じ分けながら、「STAY HOT いいぞ、もっとやれ。」というメッセージを、インパクトたっぷりに訴求している。

撮影前、監督から「バカバカしいことを、とにかく熱く演じることがテーマ」と伝えられた佐藤。今まで誰も見たことがないCMを作りたいという制作サイドの熱意を真摯に受け止め、真剣な表情でこれから演じるCMのデモ映像を確認した。佐藤自身、これほどまでに展開の速いCMは初めてだったようで、30秒で35カットもある絵コンテを眺めながら、「もう一回、最初から(リハーサル映像を)見てもいいですか?」と、スタッフにリクエスト。それでも3回ほどのプレイバックで一連のシーンを頭に叩きこむと、「よし!」と自らに気合いを入れ、颯爽とカメラ前にスタンバイした。

これまで映画「るろうに剣心」などで数々のワイヤーアクションを経験している佐藤は、今回の撮影にあたり「空中でいろいろ動き回るなら衣装はもっと長いほうが良い」「このシーンではこういう動きよりも、こういうポーズの方がカッコ良く見える」など、役者としての見地からさまざまな提案やアドバイス。アクション指導を担当したのは、「るろうに剣心」でもコンビを組んだ佐藤も信頼するアクション監督の谷垣健治氏で、撮影中、細部の動きやポーズのディティールにもこだわる佐藤と相談しながら、数々のダイナミックなアクションシーンを創作していった。

今回の撮影は、背景や状況を頭の中で想像しながらのお芝居。佐藤には「地面から突き上げられて、体の中から力が湧いてくる」「決め顔でギュイーンと空を飛んでいく」などと監督が伝えるイメージを、自らの体ひとつで表現することが求められた。上下左右さまざまな角度から、大小5台の送風機で作り出される強風により、目を開けているのもやっとの状況や、不安定な足場やワイヤーで釣られた空中で何秒間もバランスを取るハードな演技も、持ち前の集中力と特技のブレイクダンスなどで培われた抜群の運動神経、スタッフとの見事なチームワークで乗り切った。

ダイスミンチの惑星のシーンは、事前に佐藤の顔の型を取った被り物で収録。あえてアナログな要素を盛り込むことで、ロボットの合体シーンをはじめとする最先端のCG映像とのメリハリをつけて、見る人のカオス感や驚きを高めた。また、俳優人生で初めて演じるであろう馬やクルマのシーンでは、対象物になりきるだけでなく、途中でわざとカメラ目線を送るなど、アドリブでコミカルな要素を入れ、現場を笑いの渦に巻き込んでいた佐藤。バカバカしいことをとにかく熱くという、CMの核となる部分を大切にしつつ、ハチャメチャなストーリーや役どころを楽しみながら演じている姿がとても印象的だった。


☆佐藤健インタビュー

質問:カップヌードルのCMに初起用されて思ったことは?

佐藤:小さいときから観てきたカップヌードルのCMに、出ることが決まってとても嬉しかったです。今回はどんなCMになるんだろう?とワクワクしました。

質問:撮影中はワイヤーアクションが多かったですが、いかがでしたか?

佐藤:映画の撮影等でワイヤーアクションは慣れていましたが、カップヌードルを持ちながらワイヤーで吊られるのは初めてでした。

質問:ダイスミンチをかぶっていましたが、いつも食べているダイスミンチをかぶってどうでしたか?

佐藤:ここはCGじゃなくて実写なのかよ(笑)と思いました。

質問:女装して、ピンクの戦隊ヒーローになった感想は?

佐藤:バカなことをマジメにといいますが、衣装の細部まですごくディティールまで凝ってるな、と思いました。

質問:今回のCMのコンセプトは「STAY HOT いいぞ、もっとやれ。」ですが、今、佐藤さんにとって熱いこと、はまっていることはなんですか?

佐藤:ドラマで料理人の役をやっているので、今は料理にはまっています。



☆CMストーリー

カップヌードルを食べる佐藤健。口の中に麺を入れ、「この味…」と呟いた次の瞬間、佐藤が勢いよく宙に駆け上がり、そのバックには修行者(佐藤)の姿が浮かび上がる。燃えたぎる大地に降り立ち、「カップヌードルぅぅぅぅ」と叫びながら、右手に持ったカップヌードルを上空に突き上げる佐藤。地面が次々と割れ、佐藤は浮き上がった島から島へジャンプし、ものすごい勢いで上昇していく。

すると、どこからともなく飛んできたパーツが、次々と佐藤の体を覆い、巨大なロボットに変身。「キターーー!」という叫びとともに、巨大ロボットがフォーク片手に、決めポーズを繰り出すと、それを操縦している5人戦隊(すべて佐藤)も一緒にポーズを決める。

そして巨大ロボットがパンチを放つと、飛んでいった拳パーツの中からカップヌードルを手にした佐藤が現れ、雲の中を突進。嵐の中、光輝くオーラをまとう佐藤。雲間から抜け出てきて、今度はフォークに着地する。

麺の海をフォークでサーフィンし、麺のビッグウェーブを抜けると、顔だけ佐藤の馬の集団がサバンナを駆けまわり、車のボディになった佐藤がサーキットを疾走。満たされた表情で宇宙空間へ向かう佐藤。とある惑星の上空を黒い煙と炎をあげて突き進む佐藤に、地上から見ている宇宙人たちが手を振っている。

目から黄色いビームを発射しながら、次なる標的のダイスミンチ型の惑星へ向かう佐藤。突如、その惑星がクルッと回転すると、表面が佐藤の顔に。そのまま勢いよく口の中に突っ込んでいく佐藤。次に飛び出た先は大勢の観客で盛り上がるライブ会場だ。

フォークをギターのように持って、「ウマいっ!」とカップヌードルを目の前に突き出す佐藤。盛り上がる大観衆と佐藤の後ろ姿に、カップヌードルと「STAY HOT」「いいぞ、もっとやれ。」というタイトルが重なる。


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