教師が禁止スマホ取り上げ破壊、「やり過ぎだ」など批判の声が殺到。

2015/05/29 16:49 Written by Narinari.com編集部

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スマートフォンを持ち込み禁止にしている学校は少なくないが、中国ではこのたび、禁止にしていたスマホを教師が取り上げ、破壊する出来事が報じられ物議を醸している。ネットでは教師の行為を「やり過ぎ」と批判する声が大多数だ。

中国メディア揚子晩報などによると、この一件は湖北省武漢市内のある高校で起きた。同校に通う17歳の童童くん(仮名)の話では、先日の朝9時ごろ、教室に2人の教師が突然訪れ、学生たちに外に出るよう指示。すぐに学生たちの持ち物検査が始まったという。

すると童童くんの教室からは3台の端末が発見された。もともと同校ではスマホの持ち込みを禁止にしており、この“ルール違反”を確認した教師は、その場で3台とも破壊。最初は壊れなかったため、何度も床に叩きつける徹底ぶりだった。ちなみに、ほかの教室からも1台のスマホが発見され、この日は計4台のスマホが教師に破壊される憂き目に遭ったそうだ。

問題となったのは、それまではスマホが発見されても、教師に没収・保管されるだけで済んでいたものが、いきなりの破壊へと罰が厳格化したため。教師の話では、スマホを発見したときに「誰のものだ?」と質問したところ、学生からの応答がなく、「誰のものでもないのなら破壊する」と断りを入れた上で破壊したという。

この一件がメディアに報じられると、ネットユーザーからは批判の声が噴出。そのほとんどが「やり過ぎだ」「スマホは学生の私有財産。理由はどうあれ、教師に破壊する権利はない」などと、教師の行為を断じる意見が殺到した。実際、この一件について意見を求められた同校の校長は「把握していなかった」と釈明し、学生のスマホを弁償するとともに、教師を処罰する意向を示したという。

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