母娘が18時間ずっと警官罵る、荷物検査がきっかけで暴れやりたい放題。

2015/05/28 16:15 Written by Narinari.com編集部

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中国の地下鉄では、テロ対策などの一環として荷物検査や身分証確認が行われているときがあるが、このたび検査を拒んだ母娘と職員の間でトラブルが勃発。「母娘の“抗議”がハンパない」としてネットユーザーの注目を集めている。

中国メディア新浪新聞などによると、この一件は5月7日午前、広東省深セン市宝安区の塘朗駅で起きた。深セン北駅公共交通派出所の警察がパトロールをしていたところ、駅長と女性客が口論している現場に遭遇。近くにいた職員に事情を尋ねたところ、この乗客は荷物検査を拒み、それが発端となり、口論に発展したとのことだった。

警察が仲介に入ると、この女性客はさらにヒートアップ。警察を罵るだけでなく、蹴るなどの暴行も加え、いよいよ現場は混乱に陥る。すると、今度は女性客の母親が現場に登場し、やはり警察を罵るなど、歯止めがきかなくなってしまった。そこで警察はこれ以上の現場の混乱を避けるため、母娘を派出所に連行することにしたという。

普通、警察の“テリトリー”である派出所に連行された後は大人しくなりそうなものだが、この母娘は違った。取り調べを行っていた午後12時ごろからふたりは再び暴れ始め、警察を罵る、噛む、引っ掻くなどやりたい放題。少なくとも派出所にいた6人の警察に手を出し、その“罵倒”は18時間にも及んだそうだ。

後の調べで判明したのは、ふたりは氾某(30歳)、張某(58歳)で、氾はしばしば地下鉄の荷物検査で問題を起こしていた“トラブルメーカー”だったとのこと。最終的にふたりには刑事拘留処分が下されることで幕引きとなったそうだ。

なお、中国都市部を走る地下鉄の荷物検査や身分証確認は、混雑を引き起こす原因として利用客から不満の声があがっているのも確か。ときに検査のために10分以上並ばされることもある。

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