“ブルースの王様”B.B.キングさんが死去、5月から自宅でホスピスケア。

2015/05/16 07:54 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


“ブルースの王様”B.B.キングさんが、89歳で亡くなった。5月14日(木)、眠っている間に息を引き取ったことを担当弁護士が発表した。

キングさんは「ルシール」「スウィート・ブラック・エンジェル」「ロック・ミー・ベイビー」など数々のヒット曲を輩出し、過去にローリングストーン誌では史上最高のギターリストのランキングで3位に挙げられたことも。

しかし近年になって糖尿病の合併症により体調を崩しており、今月に入ってからは米ラスベガスの自宅でホスピスケアを受け始めたことが発表されていた。キングさんのウェブサイトに掲載された最後のメッセージでは「私はラスベガスにある自宅内でホスピスケアを受けているところだよ。みなさんからのお見舞いの言葉に感謝します」と書かれている。

1940年代初頭にキャリアを始めて以来、キングさんはそのブルースとジャズを織り交ぜたスタイルで世界中のミュージシャンたちに多大な影響を与え、1988年にはU2と「ラヴ・カムズ・トゥ・タウン」でコラボし、大きな話題に。

つい最近まで年間に最低でも100公演は行うという精力的な活動を続けてきていたキングさんは、生涯で15回のグラミー賞に輝き、2009年には自身にとって42作目で最後のアルバムとなった「ワン・カインド・フェイバー」を発表していた。

1980年にブルースの殿堂入りを果たしただけでなく、1987年にはロックの殿堂入り。2000作にもおよぶ他アーティストのコラボ作の中でも、エリック・クラプトンとの「ライディング・ウィズ・ザ・キング」は大ヒットとなっていた。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.