セナがホログラムでステージに、タグ・ホイヤーのイベントで“復活”。

2015/05/09 10:39 Written by Narinari.com編集部

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スイスの時計ブランド、タグ・ホイヤーは5月7日、アイルトン・セナがアンバサダーとして復活したことを祝い、スペイン・バルセロナで最も古い劇場「テアトレ・プリンシパル」でイベントを開催した。

イベントには、アイルトン・セナの姪であるビアンカ・セナや、ダブルワールドチャンピオンであり、マクラーレン・ホンダのドライバーであるフェルナンド・アロンソが出席。セナはタグ・ホイヤー初の「プレッシャーに負けるな(#DontCrackUnderPressure)」広告キャンペーンで1988年から1993年までアンバサダーを務めており、今回は22年ぶりの“復活”となる。

イベントのオープニングでは、偉大なセナの見事なホログラム映像が登場し、モータースポーツ界の伝説が復活。ホログラム映像で映し出されたセナは、現存する音声サンプルを使用した声で、まるで本人がステージ上に存在しているかのように来場者に語りかけた。

「私は単純にレースが大好きです。ライバルや、時には自分自身に勝とうとする挑戦が好きです。大きなプレッシャーにさらされている時には、大胆な攻撃と緻密な計算を組み合わせることを目標とすれば、最高の結果が出せる。何より必要なのは、攻撃に出るタイミングと計算を行うタイミングをはっきりと見極められる明晰な頭脳です。チャンピオンシップで勝利するためには、この要素の組み合わせが不可欠です」

マクラーレン・ホンダからも、フェルナンド・アロンソが出席。少年の頃からの夢であったセナのアイコニックかつ最強のマシン「1988年型マクラーレン・ホンダMP4/4」を操縦したことについて語った。

「私はアイルトン・セナのレースを見て育ちました。まさに、彼は私のアイドルでした。今でも1980年代から90年代にかけて、象徴的な赤と白のマクラーレンがレースの先頭を争っている姿をはっきりと思い出すことができます。これは私のF1についての最初の記憶であり、私自身がレースに憧れた成長期の体験でもあります。アイルトン・セナと同じマシンに乗ったことは、本当に感動的な経験でした。F1の歴史の中で最も象徴的で栄光に輝くマシンであり、セナがワールドチャンピオンシップで初勝利を飾ったマシンを操縦でき、信じられないほど嬉しかったのです。このような忘れ難い機会を与えてくれたタグ・ホイヤーに心から感謝します」

セナがタグ・ホイヤーアンバサダーとして復活することと同時に、セナの新たな広告ビジュアルと、4つの新しいスペシャルエディションが発表された。各時計のダイアルにはスタイリッシュなレッドでセナの頭文字の「S」、タキメーター目盛や裏蓋にはセナのロゴがあしらわれ、モーターレースへの情熱を表現している。そしてセナがかつて着用したモデルと同じように、「伝説」のアイコニックなS字型リンクブレスレットも復活。ブレスレットは快適性を追求し、丸みを帯びたデザインにリニューアルされた。

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