泥棒が冷凍庫に隠れ凍死寸前、パトロール中の警官に“救出”される。

2015/05/08 16:29 Written by Narinari.com編集部

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業務用の冷凍冷蔵庫にはかなり大きなものもあるが、中国では先日、この業務用冷凍庫に隠れた泥棒が“凍死寸前”の状態で発見される出来事があった。発見されたときは犯人の顔や手は真っ赤、髪の毛には氷がはっていたという。

中国メディア青島早報などによると、事件が起きたのは4月25日午前2時ごろ、山東省青島市即墨市でのこと。その日、犯人の張某(19歳)はターゲットに選んだ一軒のレストランに侵入、物色していたところ、突然警察の声を耳にした。警察はパトロール中にレストランの入り口が壊れていることを発見し、踏み込んで来たのだ。

驚いた張はひとまずこの場をやり過ごそうと思案。そこで咄嗟の判断で厨房の冷凍庫の扉を開け、中に身を潜めることにしたという。

しかし、この後、張にとって予想だにしなかったことが発生する。と言うのも、現場となったレストランは比較的大きく、警察はあらゆる場所をくまなく見て回り、なかなか現場を離れようとしなかったためだ。そして時間にして約30分。厨房を見て回っていた警察が冷凍庫の中の物音を聞きつけ、やっと張は“救出”されたという。そのとき、張の顔や手は真っ赤で、髪の毛にはすでに氷がはっていたそうだ。

逮捕された張からすれば、これは決して望むような結果ではなかっただろうが、そのまま凍死するよりははるかにマシ。後の取り調べで判明したのは、張はレストランやケーキ屋を“専門”に盗みを働いており、逮捕までに計12件、14,000元(約27万円)程度を稼いでいたという。レストランやケーキ屋を狙うのは金銭だけでなく、腹ごしらえもできるからだったそうで、入手した金銭はほとんどネットゲームに消費していたとのことだ。

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