お笑いコンビ・タカアンドトシが、4月23日に放送されたバラエティ番組「櫻井有吉アブナイ夜会」(TBS系)に出演。2人はほとんどピンで活動しないコンビとしても知られているが、今後、そうした活動をしていくべきか、検討していることを明かした。

売れっ子と言われるお笑いコンビの多くがそれぞれ別のフィールドを持ち、活動の幅を広げていることも珍しくない昨今。タカアンドトシはレギュラー番組10本を抱えているが、すべてコンビでの仕事で、現在はピンでの仕事は全くない。
しかし、タカ(39歳)は「我々もそういう動きをしたほうが良いんじゃないかなって、思うときもあるわけですよ」と明かし、それは自分にツッコミをして料理してくれるのがトシ(38歳)しかいない現状を打破するためにも、慣れたほうが良いのではないかと思っているという。
そもそもピンで活動しないのは、トシいわく「タカが昔1回、1人で出たんです。こいつは断ったんですよ、ピンは無理だと。でもその当時のマネージャーが『いやいや、今のタカトシさんなら大丈夫っす。タカさん1人でもいけます!』と言って、ピンで出たんです。(そうしたら)信じられないくらいスベったんですよ、やっぱり」ということがあったから。
そのとき、タカは楽屋で「ほら見たろ? 案の定こんなスベったぞ!どうしてくれるんだ」とマネージャーに詰め寄り、マネージャーがお世辞でも褒めてくるかと思ったところ、「すみませんでした」と謝罪され、そこからもうピンの仕事はダメだという話になったそうだ。
また、タカには「(トシには)1人でMCやって、MCの技術を磨いて欲しいと思ってるんですよ。本当に」との思いもあるという。ただ、「タカアンドトシという母体あってのトシですから…あんまり手広くやられるのは困る」との気持ちもあり、タカの中では葛藤する日々のようだ。
もし、トシがピンの仕事をするようになったら、タカはどうするのかという点に話が及ぶと、「僕は扱いにくいというか、コイツ(トシ)じゃないとツッコミきれないというか。オレは普通のことしか言わないんで。コイツがそれを面白く見せてくれてる。面白いこと1回も言ったことないんですよ…」と自虐的にコメント。
さらに「コイツの実力は認めてるところがあるからね。オレがもしかしたら、本当にお前のブレーキ、足かせになっていたんじゃないかって思うんだよ。だから、お前はピンで活動してもらいたい。お前が世界を広げて、もし良かったらオレもちょっとだけ…」と続け、相方を褒めつつも、どんどん卑屈になるタカだった。