「ハリー・ポッター」シリーズのドラコ・マルフォイ役で知られるトム・フェルトンは、熱狂的な中年女性ファンから9年間も世界中を追いかけられていたそうだ。

トムはそこまで執着するファンがいることに違和感を覚えながらも、その女性が同人気シリーズの大ファンでいてくれることには感謝しているそうで、キャストに会うことでそれほどの喜びを感じてくれることを嬉しく思っているという。
「もし僕とその人の性別が逆だったらちょっとおかしいことだけどね。50歳の男が18歳の女の子を追いかけているなんて、ちょっと警戒されるだろ」
「でも彼女の場合は『ハリー・ポッター』のファンであることと、そのキャストに会うことである種の喜びを得てくれていたんだ。それって見下されるようなことじゃないだろ」
トムの母親はそうした熱狂的ファンを持つことを心配していたそうだが、むしろそうした状況を前向きに捉えてその女性ファンと親しくなる姿を描いたドキュメンタリー「トム・フェルトン・ミーツ・ザ・スーパーファンズ」を作ることにしたようだ。
最初にそのファンの存在に気付いたのはいつかと尋ねられたトムは「9年前の『ハリー・ポッター』の試写会だよ」「この番組を作る時に彼女のことを思いだしたんだ。彼女に会って彼女側の話を掘り下げる良い機会だと思ったんだよ」「すごく良い人で、何も悪意もなかったよ。でも同時にだからと言って僕には完全には理解できないことだったし、うちの母は今でも僕のことを長年知っているかのように話しかけてくる人たちを心配しているよ」と英紙メトロに答えた。