加藤茶「頑張って生きて10年」、妻に語った“別れ”や芸人へのこだわり。

2015/03/27 02:47 Written by Narinari.com編集部

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タレントの加藤茶(72歳)が、3月26日に放送されたバラエティ番組「モニタリング」(TBS系)に出演。「もし宝くじで1億円当たったら……」のドッキリに登場し、45歳年下の妻・綾菜さん(26歳)への深い愛、そして芸人としてのポリシーを語った。

「今までお金の話を1回もしたことがなくて、(リアクションが)全く想像できない」というのは、仕掛け人の綾菜さん。以前、弟が買ってくれた年末ジャンボ宝くじが出てきたとの設定で、2人で一緒に当せん番号の確認を行ったところ、見事に1等5億円……は外れたものの、前後賞の1億円が当たった、というのが今回のドッキリの内容だ。

1億円が当たったと思い込んだ加藤は、声を潜めて話し始めたり、「1億円♪1億円♪」と歌い始めたり、さらには屋外に出て謎の大声を発したりと大喜び。そして2人で1億円の使い途を考え始めたところ、話は思わぬ方向へと展開していった。

欲しいものは「バナナ10本」以外、パッと浮かばない加藤。妻の提案でスタッフや家族を連れてハワイ旅行へ行く計画も立て、さらに仕事を辞めて海外移住しようと提案されたとき、楽しそうだった加藤の声のトーンが変わった。

加藤は「お金の問題じゃなくて、仕事やりたいのは自分の夢なんだよ。俺はいくつになっても、いつまでも舞台に立ってて、バカをやって、お客さんに喜んでもらいたいっていうのが夢なんだよ。だからそれがあるから、引退はしない。仕事がなくなるまでやる。もうこれはいくつになっても、自分の体が動く限りバカやる。いつまでも『加トちゃん』って言われたい。だから仕事は辞めないで、相変わらず仕事は一生懸命やる」「俺は、自分のポリシーがあるから。ちーたん(加トちゃん)は一生芸人、死ぬまで芸人」と強い芸人へのこだわり、熱い誇りを語った。

さらに、1億円についても「それは俺が何かあったときに、あーたん(妻)のために使いな。俺はいいから。あーたんには申し訳ないけど、頑張って頑張って生きても俺10年だと思うんだよ。自分の中ではそう思ってるんだよね。だから俺がいなくなったときに……」と、“別れ”を思い浮かべながら、妻への想いをしんみりと語った。

この一連の加藤夫婦のトークをスタジオで見ていたハリセンボンの近藤春菜(32歳)は号泣。「すごくないですか? 死ぬまで加トちゃんって言われたいっていう、あれだけ芸人やった人じゃないと言えない言葉ですよね。重みが違うっていうか……。もう言葉ひとつひとつが刺さって泣いちゃう……」と言葉を詰まらせた。

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