古谷実問題作の映画化が決定、V6森田剛主演で実写「ヒメアノ〜ル」。

2015/03/23 09:03 Written by Narinari.com編集部

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「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気マンガ家・古谷実のベストセラー「ヒメアノ〜ル」の映画化が決定した。主演にはV6の森田剛を迎え、「銀の匙」の吉田恵輔監督がメガホンを執る。

原作は、連載当時その過激な内容からファンの間で物議を醸し、実写化不可能とも言われていた作品。森田は本作が映画初主演ながら果敢にタブー打破に挑戦、“映画史に残る連続殺人鬼”を演じる。

メガホンを執る吉田監督は、「さんかく」(2010年)で様々な賞を受賞するなど、ユーモラスで繊細な人間描写に定評がある監督。これまでの作風とは違うこの衝撃作への挑戦では、完全映画化を目指し、R15も辞さない決意で臨む。

物語は、ビルの清掃会社でパートタイマーとして働く岡田と、同僚の安藤の恋愛に悩む平凡な日常とともに、のちに岡田の恋人となるユカをつけ狙うサイコキラー・森田正一の心の闇を描いている。

映画では、森田剛演じる“人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一”を主軸に“極限の凶悪”を描写。平凡な男・岡田進には濱田岳、森田正一にストーキングされるヒロイン・ユカを佐津川愛美が演じる。

スケジュールは3月末日にクランクイン、公開は2016年の予定だ。


☆森田正一役/森田剛 コメント

原作は、お話を頂いてから読みました。人間がしっかり描けている所が、とても読みやすく面白かったです。
決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、中々理解するのが難しいと感じています。森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです。いわゆる悪い人は沢山存在しているかもしれないが、彼らの過去には何かしらの理由があるのでは?
キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います。

☆吉田恵輔監督 コメント

高校生の頃からバイブルだった古谷実さんの漫画を監督出来るなんて夢のようです。ドス黒さ溢れる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです。森田さんには“普通なんだけど普通じゃない”という感じを表現して頂きたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います。


☆原作者/古谷実 コメント

大変ありがたいです。森田さん、よろしくお願いいたします。


☆作品概要

「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田。同僚の安藤に、想いを寄せるユカとの恋のキューピッド役を頼まれて、ユカが働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一と出会う。ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱くが……。

岡田とユカ、そして友人の安藤らの恋や性に悩む平凡な日常とともに、ユカをつけ狙い、次々と快楽殺人を重ねるサイコキラー森田正一の心の闇を描く衝撃の問題作。

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