家のカギ忘れ消防ホースで下降、「お前はトム・クルーズか!」の声も。

2015/03/19 20:57 Written by Narinari.com編集部

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中国の都市部のマンションでは、多くの家でホテルのようなオートロックを採用しており、カギを室内に忘れたりしていったんドアを閉じてしまうと、わざわざカギ屋を呼んで解錠してもらわなければならない。先日、中国のある男性は、まさにこのトラブルに遭遇したが、カギ屋に支払うお金を出し惜しみ、最上階から消防ホースを使って下降、自宅への侵入を試みた。しかし、結局うまくいかず“宙ぶらりん”でいるところを消防員に助けられるハメになったという。

中国メディア安徽網などによると、この一件は3月上旬、安徽省合肥市のとあるマンションで起きた。その日の15時半ごろ、マンション17階で暮らす女性・易さんが“バンッ!”という大きな音を耳にする。外を見てみると、驚くことにショートパンツ姿の男性が紐のような物にぶら下がった状態でもがいていたそうだ。

よくよく見てみると、それは先ほど易さん宅を訪れ、「家のカギを忘れてしまったので、あなたの家から自分の家に戻らせて欲しい」と願い出てきた男性だった。彼女が申し出を断ったことから、男性はこの挑戦的な行為に出たものと思われるが、あえなく失敗した様子。易さんは男性の身の危険を案じて通報することにした。

結局、男性は駆けつけた消防隊員に無事助けてもらえたが、30分ほど“宙ぶらりん”だったとのこと。

救出後に判明したのは、男性は52歳の警備員で、その日は家で酒を飲んでおり、ドアを開けたままの状態で少し外出しようとしたところ、不幸にも風が吹いてバタンとドアが閉じてしまったのだという。カギを持っていなかった男性は、カギ屋に高い費用を払うことを躊躇。最終的に消防ホースを腰に巻き付けて、マンション最上階の18階から自分が住む階まで降り、窓から侵入しようとしたそうだ。

なお、この日はとても寒かったらしく、男性は落下の危険だけでなく、凍え死ぬ危険にもさらされていたという。また、一部のネットユーザーはこの話題に映画「ミッション:インポッシブル」に登場するぶら下がりアクションを頭に思い描いたようで、「お前はトム・クルーズか!」などとツッコミも入れられている。

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