クリント・イーストウッドは、自身の監督作「アメリカン・スナイパー」が「反戦」のメッセージを持つものだと考えているという。
米軍史上最高と言われるスナイパーのクリス・カイルを描いた伝記映画が物議を醸していることに対し、監督を務めたイーストウッドは、同作が戦争やそこで人を殺すことを美化したものだとする見解に異議を唱えた。
この作品が戦争に対する歪んだ見方を与えると思うか尋ねられたイーストウッドは「退役軍人たちにとってはとても良いものだと思うんだ。彼らがどんなことを経験し、妻や家族たちとどんな生活を送ることになるのかを描いているからね。だから退役軍人たちが強いられるストレスがどんなものなのかという良い指標になると思うよ」「それにそういうことを全て織り交ぜてある種の反戦(のメッセージ)になっていると思うね」と答えた。
最近では同作で主演を務めたブラッドリー・クーパーが、大きな物議を醸していることへの驚きを語っていた。