ジョン・レノンが、息子のジュリアン・レノンに暴力を振るっていたと元家政婦が主張する文書が発見された。

昨年、ジョンの自宅で家政婦をしていたドロシー・ジャレットの死に伴い、1番目の妻シンシア・パウエルとの破局に向かう期間におけるジョンの振る舞いについて書いた文書が発見され、その内容からジョンが1963年に生まれたジュリアンに対して暴力的な振る舞いをしていた様子が伺えるという。
1968年に書かれた5ページに渡るその書類でドロシーは、1980年に40歳の若さで他界したジョンが幼い息子に対して「厳しすぎる」とし、息子が原因でレノン夫妻が頻繁に激しい口論に発展していたことを記している。
「ジョンが家にいる際の食事の時間はよく喧嘩になっており、ジョンはジュリアンのテーブルでの振舞いに口を出して、厳しすぎるように見えました」
「ジュリアンはとても繊細な子供で、泣きだしたりしたため、夫妻はこのことについて喧嘩していました。ジュリアンの育児に関する喧嘩もありました」
「ミスター・レノンはミセス・レノンがジュリアンに優しすぎるとしていました」
そして文書の最後には「結果的によくジュリアンをたたくこともあった」と書かれているようだ。
この文書は、翌年にショーンを生むことになるオノ・ヨーコと結婚するために、シンシアと離婚をしようとした際に、ジョンの離婚弁護士のために書かれたものだという。
書類は3月にもオークションに出品される予定で、最高5,000ポンド(約91万円)の値で落札されるとみられている。