ネットショップが恐怖の復讐、自宅に届いた血まみれの“腕”と“指”。

2015/02/01 17:24 Written by Narinari.com編集部

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実際の店舗におけるショッピングと異なり、ネットショッピングではときに「商品が送られて来ない」「注文した商品と異なる」「劣悪品・ニセ物だった」などというトラブルに巻き込まれることもある。お隣、中国のネットショッピングではこうしたトラブルは日常茶飯事だが、このたび、ネットショップともめた客が“恐ろしい復讐”を受けたという話が話題を呼んだ。

中国メディア安徽網などによると、この災難に遭遇したのは、福建省福州市鼓楼区で暮らす女性・周さん。周さんは1か月ほど前、あるネットショップで衣類を購入したが、届いた商品の色が想像していたものと異なり、ショップ側にクレームを入れて交換を申し出た。

しかし、ショップを運営する“敵後武功隊1688”(アカウント名)は了承せず。その後、ふたりの間でしばらく押し問答が続くことになる。

それでも最終的に、周さんがもう一着衣類を購入し、最初に買った衣類はショップが交換するということで合意。しかし、ショップから送られて来た衣類の質はまたも劣悪。周さんは再び交換を要求するも、今度は却下されてしまう。そして、ついに周さんは同ショップが入るショッピングサイトのカスタマーサービスに連絡し、ショップが商品を交換もしくは返品してくれるよう依頼したそうだ。

ところが、それでもショップはさまざまな理由をつけて受け入れようとしなかった。さらには、ショッピングサイトのチャットツールを利用して、“敵後武功隊1688”は周さんの悪口を言ったり、脅すような言葉を吐いて来たという。また、1月24日には、周さんはたった10数分の短い間に“敵後武功隊1688”から17回もの嫌がらせ電話――それは罵りだったり脅しだったりした――を受けた。

周さんはその日の晩、あまりのしつこさに嫌気が差し、スマホの電源を切り、その後相手の電話番号を着信拒否に設定。それでも“敵後武功隊1688”のチャットツールによる“口撃”は続き、次々と脅し文句を書き込んで来たという。

そしてついに周さんを震撼させる出来事が発生する。仕事中の周さんのもとに「荷物が届いています」というメッセージがスマホに入り、そこには「内容物はおもちゃ」との文字。周さんはおもちゃを購入した覚えはまったくなく、不思議な気がしたそうだが、夜、家に戻ってその荷物を確かめてみるとビックリ。中からは血まみれの人の“腕”と“指”が現れたのだ。

そのときの周さんの驚きようは凄まじかったものと思われるが、冷静になってよく見てみるとそれはゴム製の偽物。しかし、かなり精巧な作りで、見ているだけで気持ち悪くなるものだった。

この一件以来、周さんは不安な毎日を送るようになり、同時に“敵後武功隊1688”から本当に報復を受けるのではないかと精神的に追い込まれていくことに。そしてついに我慢ができなくなり、警察に通報することにしたという。

現在は周さんの地元の警察が“敵後武功隊1688”が住んでいると思われる広州の警察に協力をあおぎ、捜査が進められている。楽しいはずのネットショッピングが招いた、とんだ災難だった。

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