「運動会」合い言葉に集団薬物、50代の主婦たち中心に20人一斉逮捕。

2015/01/26 15:02 Written by Narinari.com編集部

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中国では麻薬絡みの犯罪に厳罰が下されるが、このたび50代の女性が集団で違法薬物を摂取していたことが発覚、一斉逮捕される事件があった。逮捕されたのは日常生活に不満を抱えていた主婦が中心で、「生活が単調で刺激が欲しかった」と供述しているという。

中国メディア温州網などによると、1月8日の夜、浙江省温州市鹿城区の新南亜ホテルでのこと。ホテル内のカラオケ店個室に集まり、集団で違法薬物を摂取している現場を警察が取り押さえ、その場にいた20人が一斉に逮捕された。

後に行われた尿検査では、全員に陽性反応があらわれるとともに、現場に残されていた粉末が違法薬物のケタミンであることも判明した。

ただ、これだけならば、ときどき報告される集団麻薬摂取事件とそう大差はない。今回のケースが珍しかったのは、その逮捕された20人の“内訳”だった。

20人(男4人、女16人)全員が地元仲間で、夫婦1組以外は友人関係。年齢は38歳から54歳と幅広かったものの、ほとんどは50代の主婦で、中にはすでに孫がいる人もいた。

取り調べによると、彼女・彼らは昨年4月から大勢で集まり、違法薬物を摂取していたとのこと。きっかけはとある誕生日パーティーで違法薬物が提供されたことにあるようで、それに多くの人がハマってしまったことから、以来、家人などにばれないように「運動会するぞ!」を合い言葉に指定された場所に集まっては、犯行に及んでいたという。

ちなみに、集合場所は足がつかないように毎回変えられていたが、今回の件で場所を提供したカラオケ店には営業停止処分がすでに下されたそうだ。

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