3回会い結婚&6回で離婚裁判、あまりに会わない夫婦が注目集める。

2015/01/24 18:41 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、結婚から出産、そして離婚危機に至るまで、わずか6回しか会っていない大変珍しいカップルが注目を集めた。決して偽装結婚ではないという2人の関係は、ネットから始まったそうだ。

中国紙杭州日報などによると、この夫婦は1988年生まれの女性と1989年生まれの男性のカップル。2人は2009年にネットで知り合い、恋愛関係に発展し、2011年に結婚した。そしてその数か月後に、女性は息子を出産している。結婚に至るまでに2人は3回しか会っておらず、逆算すると2回目に会った際に早くも関係を持ち、妊娠した計算になるという。

常識で考えれば有り得ない“流れ”だが、そんな2人は現在、離婚裁判中。女性が男性に愛想を尽かしたというのがその表向きの理由だが、2人の会う回数が少なすぎたことも要因のひとつだ。女性は男性が暮らす街から遠く離れた広州で働いており、実家で子どもを産むとすぐに広州に戻ってしまい、2人の間では“すれ違い”が続いていたそうだ。

女性が出産後に広州へ戻った際には、男性の父親が重病を患い、男性から一度「戻ってきてくれ」とのお願いが女性に届いたこともあるそうだが、当時、2人の間では争いごとが絶えず、女性は拒否。その後、2人は実際に会う機会を数回だけ得たものの、その都度その都度ケンカをしてしまい、関係はさらに悪化していったという。

そしてこのたび、女性がついに離婚訴訟を起こすことになった。ここに至るまでに2人が実際に会ったのはわずか6回。まだ正式に離婚という決着には至っていないが、訴訟の争点のひとつとなっているのが結納金の問題だ。

男性側家族が緊急でまとまったお金を要しており(※その理由は報じられていないが、男性の父親の重病が関係している可能性もある)、離婚の場合、女性に結納金10万元の返却を求めている。しかし、女性は返却を拒んでおり、お互いの溝は埋まらないままだという。

一方で男性は地元メディアの取材に対して「離婚はしたくない」と明言していることから、今後の成り行きによっては離婚を避けることができるかもしれないとも報じられている。いずれにせよ、お互いに実際に会ってゆっくり話し合うことが大事なのではないだろうか。

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