「ちょっとした問題がありまして……」と、丁寧な口調で語ったモンロイさん（32歳）を、救急救命室のスタッフは“紳士”と呼び、一命を取り留めたことに驚愕したという。

英紙ミラーによると、先日、メキシコの救急病院に、血まみれの男性がやってきた。その時、病院のスタッフは唖然。なぜならその男性の頭蓋骨には、ハサミが埋め込まれたかのように深く刺さっていたからだ。

モンロイさんの友人が語ったところでは、彼はいつものように隠れ家的なバーで酒を飲んでいたそう。陽気で活動的なモンロイさんは酒場の全ての人から愛されていたようだが、たった一人、そのことを快く思わない男性もその場に居合わせた。

モンロイさんは親交を深めるために酒をおごると申し出たが、その男性の反応は周りが衝撃を感じずにはいられないもので、ジャケットのポケットからハサミを抜き、いきなりモンロイさんの頭に突き刺したという。

この凶悪犯はすぐさま逃亡。モンロイさんは友人の車に乗って救急病院へと向かった。病院のスポークスマンはその時に見せた彼の紳士的な振る舞いを、次のように語っている。

「頭にハサミが刺さった男が受付へと歩いてきて、握手までしたそうです。そのことでスタッフは大変驚いたのですが、加えて、ちょっとした問題があるようだ、と。最初聞いた時は冗談かとも思ったのですが、実際彼はその後すぐに気を失ってしまって、我々はすぐさま対応しました。ハサミは頭頂葉にまで達していて、命があるのは本当に幸運でした」

この衝撃的な画像とニュースにネットの反応は様々で、「アイタタタタ」「なかなか衝撃的だ」「ハサミを持ったまま走らないようにといわれたお母さんの言葉を思い出したよ…」など、自分に置き換えてみたコメントが多いようだ。

なお、警察は犯人を逮捕したと伝えられている。