「危機って何？」――通貨ルーブルの急落により、経済悪化が伝えられるロシア。そうした中でも経済危機を感じさせない、ロシアらしい写真を投稿する、ちょっとした流行が話題を呼んでいる。

英紙デイリー・メールなどによると、財政的苦難に有りながらも、幾人かのロシア人はロシア語で「危機って何？」というハッシュタグをつけ、豪快にイクラやキャビアを食べて楽しんでいる写真をネットに投稿している。

食料品を中心に物価が上がり続けている中で、未だロシアでは安価に食べることのできるイクラやキャビア。また、新年のお祝いに向けて消費量が増えるウォッカについても、国民の士気を高めると同時に、密造を防ぐためにプーチン大統領は値上げを抑制する措置を出したそうだ。

こうした報道に「苦しむのはいつも庶民。お金持ちは…」「アメリカでも同じようなことが起こるのではないかな」「すごいね。夏に旅行へ行くからその時が楽しみだ」といった、ちょっぴり嫉妬の混じりのコメントや、政治的、経済的な観点で論じられたコメントなどが寄せられている。