生放送で争う兄弟を母が一喝、米討論番組でまさかの“視聴者電話”。

2015/01/06 11:49 Written by Narinari.com編集部

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兄弟ゲンカを一喝する母親の声に、息子たちはタジタジ……。そんな様子が先日、米国のテレビ討論の生放送で流れてしまいました。政治活動家および評論家として活躍するダラス・ウッドハウスさんとブラッド・ウッドハウスさんは、血の繋がった実の兄弟。同じような職業に就いているところをみると、きっと兄弟仲も悪くないのでは、と思ってしまいます。

ところが彼らの政治思想は全く正反対というから、話がややこしくなります。ダラスさんが保守的な共和党を支持し、反対にブラッドさんはリベラルな共和党を支持するというこの兄弟は、よく揃ってメディアに登場し、お互いの政治的見解や意見をけなし合っているという、大人になっても兄弟ゲンカが絶えない間柄なのでした。

そんな彼らが先日、米国の議会中継など政治関連のテーマを放送するケーブルテレビ局C-SPANの討論番組「ワシントン・ジャーナル」にゲスト出演しました。ところがいつも通り歯に衣着せない口調で、論争を繰り広げる兄弟の様子が放送される中、番組の視聴者専用の電話に、ノースカロライナ州にいるとある人物から電話がかかってきたのです。

通常なら視聴者からの意見や質問にゲストが応答する、という番組進行なのですが、電話をかけてきた人物はダラスさんとブラッドさんたちに「あなたたち、クリスマスに集まる時には、そんな言い争いしないでちょうだいよ、お願いだから!」と一喝。声を聞いた両氏、うつむいたり、顔を覆い隠したりしたかと思うと「うわっ!母さんだっ!」。

なんと彼らの母親であるジョイさんが、言い争いをする2人を見かねて、生放送の最中に電話をかけてきてしまったのです。番組側はまさかゲストの家族がプライベートなことで電話をかけてくるとは思いも寄らず、そのまま電話を番組に繋げてしまったのでした。まさに放送事故です。

その後もお説教を続けるジョイさんに、いつもは饒舌な2人もしどろもどろに。ようやく番組の司会の男性が間に入り「ところで、このお2人を育てるのはどんな感じでしたか」と話を振って、なんとか母親の怒りも治まったようです。

最後は息子たちも笑顔が戻り、彼女も電話を切りました。何はともあれ、何歳になっても子供にとって母親とは逆らえない存在なのですね。

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