機内での“やりたい放題”処分、旅客の非文明行為続発に中国内から警鐘。

2014/12/29 16:09 Written by Narinari.com編集部

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客室乗務員に熱湯を浴びせたり、機内でケンカをおっ始めたりと、連日のように報じられる中国人旅客の“非文明的行為”。そしてこのたび、前の座席の背もたれに脚をのせ続ける乗客が現れ、ちょっとした騒ぎが起きた。この男性は5日間の行政拘留処分を受けたという。

中国メディア広州日報などによると、この一件は12月16日、安徽省合肥から広東省広州へ向かうCZ3814便の機内で発生した。

同機に搭乗した夏某は座席に着くや否や靴を脱ぎ、前の座席の背もたれに脚をのせ、周囲の乗客の反感を買うことに。しかも、夏某の座席はエコノミークラスであったにも関わらず、ワンランク上のプレミアムエコノミーに勝手に座った上での行為だった。

乗務員の林さんは夏某に脚をどかすよう、また、自分の座席に戻るように伝えたが、これを不服に思った夏某は激高し、罵倒。着席が義務づけられている離陸時には、乗務員の注意を遮って席を離れ、お湯を取ったり、トイレに行ったりとやりたい放題で、挙げ句の果てには機内食の配膳時に、故意に乗務員の邪魔までしたそうだ。

こうした夏某の度が過ぎた行為に、乗務員は通報を決意。広州の空港に到着後に調査が行われ、結果として夏某には5日間の行政拘留処分が下されることになった。

中国人旅客にまつわるこうした“非文明行為”は枚挙にいとまがない。他の国の旅客もこうした問題を起こしたりはするが、それは数えるほどで、中国人旅客のマナー違反が突出していることは中国内でも問題視されている。

そのため、最近は中国メディアがこうした問題を積極的に取り扱うとともに、記事中に“非文明行為”を控えるよう読者に注意する文言が添えられているケースも多い。国が豊かになり、飛行機を利用する中国人旅行者が増えている証拠でもあるが、“非文明行為”はなにも飛行機に限った話ではなく、街中でも普通に見られることなので、すぐに改善とはいかなさそうだ。

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