80年代伝説のカルチャー誌復刊、季刊誌「宝島AGES」で新たな挑戦。

2014/12/25 06:03 Written by Narinari.com編集部

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宝島社は12月25日、1980年代にバンドブームや原宿ファッションなどのサブカルチャーを牽引した「宝島」を、季刊誌「宝島AGES(エイジズ)」として復刊する。価格は880円(税込み)。

「宝島」は1973年に創刊して以来、日本のサブカルチャーを牽引してきた雑誌。特に80年代の「宝島」はその後の日本のロック、ストリートファッションに大きな影響を与えた。RCサクセション、YMOという時代を作ったアーティストを世に広め、また、今のカジュアルファッションの礎となるヒステリックグラマー、MILKなど数々のブランドが「原宿ファッション」を広め、その後の「裏原ブーム」を作り出したデザイナーたちも「宝島」に連載を持っていた。

当時の読者のなかからも今のトップクリエーターが育ち、最近では彼らの口から「もっとも影響を受けたのは『宝島』だった」と語られることが多くなっている。

今回の「宝島AGES」は、いま様々な世代でトップに立ったクリエーターを結集して、「伝説のカルチャー誌」を復刊し、「雑誌メディアが世の中に大きな影響を与えることを取り戻す実験、挑戦」(同社より)。

第1号では、RCサクセションやザ・ブルーハーツ、ラフィンノーズ、有頂天といったパンク・ニューウェイブの音楽シーンから、ファッションブランド・MILK、ヒステリックグラマーなどが生み出した原宿ストリートカルチャー、80年代伝説のクラブ「ピテカントロプス」などのDJ/クラブ・カルチャー、「戦争」と「平和」をキーワードにした対談などを特集。常に新しい視点や価値観を提供していた「宝島」ならではのコンテンツを発信している。

各企画に登場する面々も「よしもとばなな×町田康の対談企画」をはじめ、しりあがり寿や中森明夫、渋谷直角、綾小路翔、ヒャダインなど。80年代の「宝島」で活躍していた人々から当時の読者まで、「宝島AGES」ならではの豪華な顔ぶれとなっている。

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