誘拐されたわんこを救った涙、犯人の心を動かし無事に“再会”。

2014/12/18 20:21 Written by Narinari.com編集部

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家族を思う熱い涙が、盗人の心をも動かした――。先日、オーストラリアで起きた誘拐事件の顛末が話題を呼んでいる。

事件は先日、豪パームビーチの個人宅で起きた。監視カメラの映像には、家の前で酒を飲みながらずっとうろついていた不審者が、ガレージの中へと侵入し、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアのリンクくんに接触している姿。その後、リンクくんは連れ去られてしまう。

白昼堂々行われた誘拐事件に家人は大きな衝撃を受け、特に21歳のジャクソンさんは“親友”に起きた悲劇に号泣。「本当に最低の行為だ。親友であり、自分にとっては子供も同然の存在。誘拐するなんて」と憤り、信じられないほど大きなショックを受けたという。そして、そう語る様子がSNSで拡散された結果、地元紙ゴールドコースト・ブレティンなどで大きく報道されることになった。

この動きは、事件に大きな転換点を迎えさせる。豪9ニュースなどによると、号泣するジャクソンさんの姿を報道で知り、犯人は大きな衝撃を受けたとのこと。3日後、犯人から、酒に酔っていて大きな過ちを犯したことを謝罪するとの申し入れがあり、泣きながら、犬のリンクくん返還を約束した。

指定された場所に行くと、すでに待っていたリンクくんはジャクソンさんの元へ駆け寄り、ジャクソンさんもまた足下から崩れ落ちるようにリンクくんを抱きかかえ、動くことはできなかったそうだ。

警察はなおも捜査中ということだが、ジャクソンさんたちはその再会を喜んでいる。また、SNSなどで心配し、支援してもらった人たちへ感謝の念を捧げているという。

ネットの反応は、犯人に対しての怒りの声に混じり、「リンクの帰還を心から祝いたい。よかった」「これもまたSNSの一つの力だと思う」「本当にいい話だ。こういう犯罪がない世の中になればもっといい」と祝福の言葉が寄せられている。

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