妻が残した花嫁衣装の使い方、100以上の用途を公式サイトで紹介。

2014/11/25 18:48 Written by Narinari.com編集部

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2009年、妻は荷物をまとめて出ていった。永遠の愛を誓ったあの日着ていたウェディングドレスを残して……。12年間連れ添った妻から切り出された離婚に、悲嘆に暮れていたケヴィン・コッターさんの行動が話題を呼んでいる。

本人の公式サイトに掲載された当時の様子によると、独居となった自宅のクローゼットの中でウェディングドレスを見つけ、元妻と「何か忘れているようだけれど……」「何を?」「ウェディングドレス……」「いらない」「僕にこれをまかせてくれる、ということなのかな?」「あなたのしたいようにすればいいじゃない! ●●●●!」といったやり取りがあり、それからコッターさんはウェディングドレスの使い道を考え始めたという。

家族の間では、いろいろと冗談を含んだ使い方の話をしていたが、離婚から数か月後、弟に釣りに誘われた時に寝具として利用したことで、コッターさんの中で何かが弾けた。

雪原上での迷彩服、ハロウィンでゾンビの花嫁仮装、てるてる坊主、レストランでのナプキン、ハンモックなどなどあらゆる使い方を模索し始めることに。様々なシチュエーションで使われたウェディングドレスの用途は実に120を越え、コッターさんはそれをサイト上にまとめ、ついに「元嫁のウェディングドレスの使い方101」という256ページの本を出版するまでにいたった。

サイトでは幾つかの写真について本人の注釈がつけられており、「雪原の迷彩服は評判が良かった。雪があまり降らない場所にいるのでちょっと遠出してみたんだ」「長いから相撲のまわしに使えるかもと思ったのだけれど、デリケートな部分だからちょっとかゆみがあったりしたね」「ヒーローのマントのように装着してみた」「ハンモックにつかってみると案外良くて、この時、本にするなら表紙はハンモックにしようとひらめいたんだ」とノリノリで語っている。

一方で、コッターさんのこうした行動は復讐心や嫌みといった感情によるものではないという。落ち込んでいた暗い時期に光を求めて行ったもので、「永遠の愛を誓ったにもかかわらず僕らは離婚してしまった。でもウェディングドレスとの関係は永遠であるかもしれない」と、この本を作ることになった動機を伝えている。

ネットの反応は「私はこの男性のユーモアセンスは大好きだよ。残りの人生が幸せなものだといいね」「痛みを癒やそうとする行為としては、ありといえばありだね。陽気だ」「私の妻は他の男の子供を妊娠して、ウェディングドレスを置いていって…どうすればよかったのだろう」「こういうことするタイプだから離婚してしまうのでは」「チャリティとかに出すとかいろいろあったと思う」と賛否は分かれているようだが、写真そのもののセンスは概ね好評のコメントが並んでいる。



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