アルフィー“幻”の発売中止盤、デビュー40周年記念で39年ぶり陽の目。

2014/11/19 10:55 Written by Narinari.com編集部

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1974年8月25日にシングル「夏しぐれ」でレコードデビューしたアルフィー(THE ALFEE)。その40周年を記念して、ビクター時代の全レコーディング音源を収録したCD「青春の記憶+2」が12月17日にリリースされる。

これは、1975年に発売されたアルフィー(当時はALFIEと表記)の1stアルバム「青春の記憶」に、ボーナス・トラックとして2曲を追加し、最新のデジタル・リマスタリング音源による高音質SHM-CDとして発売するもの。

当時のアルフィーは、松本隆(作詞)や筒美京平(作曲)等が手がけたフォーク色の強い作品を中心に歌っており、現在のTHE ALFEEとは趣きがかなり異なるが、標題の通り、若き日の“青春の記憶”が詰まった記念すべき作品集だ。

今回、ボーナス・トラックとして初めて収録される音源は、「府中捕物控/明日からよその人」の2曲。

1968年に発生した三億円事件の公訴時効日である1975年12月10日に3rdシングルとして発売が予定されていたコミカルな風刺曲とそのカップリング曲だが、直前に発売中止となっていた。

作詞・作曲はアニメ「ヤッターマン」の主題歌などで知られる山本正之。作者自身によるセルフカバーがCD化されたり、THE ALFEEのライブでは歌われたことがあるが、オリジナル音源は一度も発売されておらず、長い間、“幻のレコード”とされてきた。

しかし今回、デビュー40周年を機に、39年ぶりに、初めて陽の目を浴びることに。印刷されたEP盤のジャケットも見つかり、CDのブックレットにも掲載される。

なお、CDジャケットのデザインは、フォトグラファーのおおくぼひさこが当時撮影したアーティスト写真を使用して、新たに制作。ブックレットにはほかにも未使用のカットが掲載されており、ファン必携のスペシャル・パッケージとなっている。

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