“水のボール”内から見た世界、NASAが「GoPro」使い無重力空間で実験。

2014/11/15 15:03 Written by Narinari.com編集部

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アクティブな映像が撮れる、ウェラブル・カムコーダー「GoPro」。スポーツ選手や動物、クアッドコプターなどに装着することで、これまで見ることのできなかった世界を記録してくれるカメラとして世界的に人気を呼んでいます。

その「GoPro」を使った、面白い実験を米航空宇宙局(NASA)が公開しました。これは国際宇宙ステーションに滞在中のNASAと欧州宇宙機関の飛行士たちが、「GoPro」を無重力空間で浮かぶ“水のボール”に入れ、その中から映像を撮影するというもの。水中からという映像は珍しくありませんが、ふわふわと風船のように浮かぶ水の中から、世界はどのように見えるのでしょう?

YouTubeで公開されている動画「Space Station Astronauts Grow a Water Bubble in Space」(//www.youtube.com/watch?v=9ZEdApyi9Vw)は、宇宙飛行士らが“水のボール”を作るところから始まります。ゆっくりとシャボン玉をふくらますように、ゆっくりと容器から水を押し出すと、ぽよんぽよんとした水玉が空中に出来上がります。

その中に「GoPro」を入れる作業をするのですが、そっと押し込んでもすぐに反対側から飛び出してしまったりと、想像以上に難しい様子。それでもようやく成功して撮影された動画には、“水のボール”の中側から見た水の表面の波打ちなどがよく見て取れます。

でも、やはり面白いのは、ふわりふわりと浮かぶ“水のボール”そのもの。無重力の世界でしか見ることの出来ないその不思議さがたまりません。動画後半になると宇宙飛行士の一人がそれを手にとってみるのですが、そのときの水の動きもゼリーのようで、とても興味深い映像となっています。

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