“不正乗車”息子にバラされる、正直に「お母さんはお金あるよ」。

2014/11/10 08:46 Written by Narinari.com編集部

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交通機関の運賃や料金の一部を免れようとする行為は不正乗車と呼ばれるが、中国のある女性は先日、不正乗車をするために一策を講じるも、その行為を目にしていた自分の息子にバラされるという恥ずかしい経験をしたそうだ。

中国メディア安徽網などによると、この出来事があったのは10月29日、アモイ北〜上海虹橋行きのD3204列車でのこと。同日午後2時過ぎ、列車が泉州〜ホ田区間を走行している際に車内検札がスタート、車掌と乗務員が乗客の乗車券を次々と確認し始めた。

このとき、赤い服を着た女性がそっと席を立ち、息子を抱えて車両後方のトイレへ。女性はトイレに入ると、持っていたお金をストッキングにくるみ、そのままトイレに隠したそうだ。

しかし、検札開始と同時に席を立った女性の行動は少々怪しく、車掌から目をつけられていた。彼女はトイレから出てくるや否や車掌と鉢合わせしてしまい、持っていた乗車券をおずおずと提示したという。

女性が提示した乗車券はアモイ北〜泉州区間のもの。すでに列車は区間外を走行しており、明らかな不正乗車であることが判明する。女性はバツが悪そうに、「実は家を出る際に焦っていて財布を忘れてしまったんですよ。持っていたなけなしのお金で買える乗車券を購入したんです……」と弁明。そして車掌にズボンのポケットの中を見せ、“お金ないですよ”アピールをした。

しかし、ここで女性にとって完全に予想外の展開を迎える。抱きかかえていた息子が突然トイレを指差し、「お母さんはお金あるよ。そこでなくしたんだ!」と一言。これにはさすがに女性も呆気に取られたがすでに後の祭りで、車掌によってトイレに隠したお金は発見され、この不正乗車は失敗に終わったそうだ。

女性の話によると、もともと彼女は同区間の列車をよく利用していたそう。何度か乗車するうちに検札が滅多にないことを知り、不正乗車を思いついたという。いずれにせよ、自分の子どもに悪事をバラされるとは、親として恥ずかしいことこの上なかったに違いない。

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