“鯨の死骸でサーフィン”炎上、周りにサメの群れ集まり救助される。

2014/11/04 16:52 Written by Narinari.com編集部

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26歳の青年ハリソン・ウィリアムズさんが友だちと海に出かけようとした時、まさかこんな事が起こるとは思っていなかったに違いない。彼の軽はずみな行動の結果、オーストラリアのクィンズ・ロックが世界的に注目されることになってしまった。

地元紙パース・ナウによると、ボートで沖へ出たハリソンさんたちは、洋上で15メートルはあろうかという巨大なクジラの死骸が浮かんでいるのを発見した。そして仲間同士の軽いノリで、ハリソンさんは考え無しの行動に出てしまう。

「連れの一人が面白そうだから、と促したのでついやってしまったのです…。鯨の死骸でサーフィンを」

大人ひとりが上に乗っても全く沈むこともないようなクジラの骸に、ちょこんと座ってみるハリソンさん。しかし、そのクジラの陰に潜む存在に気がついた時、彼は身の毛のよだつ思いをすることになる。なんと5.5メートルはある巨大ホホジロザメを始めとするサメの群れが、クジラを狙って近づいていたのだった。

「クジラを食べるのに夢中でサメたちは僕には気づいていなかったようだ」と、救助されたハリソンさんは語るが、死んでいるとはいえ、野生動物に対する敬意を欠いた危険で愚かな行為が招いた事態に本人も反省しきっている。「母は僕のことを愚かだと思っているでしょうし、父もまた不名誉なことだと考えているはず」と語り、「もう二度としない」としょんぼりだ。

行政側は、クジラが既に死亡していたことと死体を損壊したわけでもないため、ハリソンさんを処罰することはないとのこと。また、その後クジラは街で人気のビーチに打ち上げられ、死骸が大きすぎて処分に困っており、さらに巨大なサメを呼び込んでしまったためにビーチを閉鎖せざるを得ず、頭を悩ませていると報道は伝えている。

この出来事は世界的に注目されてしまい、クジラに対する敬意の無さを激しく非難するもの、サメという危険を考慮できなかったことへの叱責、そもそも幼稚な発想と馬鹿にするコメントや、打ち上げられた鯨の処分として日本の捕鯨船に引き取ってもらえばという意見など、様々な観点から話題にされているようだ。

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