瑛太キスシーンでまさかの失敗、「まほろ駅前狂騒曲」舞台挨拶で明かす。

2014/09/27 10:50 Written by Narinari.com編集部

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瑛太と松田龍平が9月26日、W主演映画「まほろ駅前狂騒曲」の全国舞台挨拶ツアーを開始。第1弾の地となったの大阪に乗り込んだ。

この日、2人と大森立嗣監督は、まずは大阪府庁を訪問。“NOと言えない便利屋”である多田(瑛太)と行天(松田)が慣れない子守り代行を引き受けることから始まる本作のストーリーにちなみ、今秋大阪府が開設した、子育てをしながら働きたい母親が子どもを預けて求職活動をすることができる「働くママ支援コーナー」と本作がタッグを組み制作したタイアップポスターのお披露目イベントに出席した。

会場では、先日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに同名のキャラクターがいることが発覚し、改名したことが話題となった、大阪府公認のゆるキャラ「もずやん」が完成したポスターを携えて登場。瑛太、松田も思わず笑顔で「もずやん」を迎える。

MCから次回作で「もずやん」の起用を提案された大森監督は「もずやんvsくまモンとか!?一緒にふなっしーを倒しに行く、というストーリーもいいかも」との構想を発表し、会場を沸かせた。

また、MCから、多田、行天のもとに預けられる子ども、はるを演じた子役・岩崎未来ちゃんとの共演について訊ねられると「まだ5歳ですが、現場ではプロフェッショナルな女優でしたよ」と、瑛太が未来ちゃんを讃えると、松田も「しっかりしていて、凄いなぁと思いました」とコメント。

続いて質問は大森監督へ。多田・行天のコンビが、慣れない子育てに悪戦苦闘しながらも、徐々にはると心を通わせていくところが感動ポイントの一つである本作、その演出術について問われると、「自分は子どもがいないから、接し方がわからない部分もあったけれど、子ども扱いせずに対等に付き合うように心がけました」と話した。

大阪府庁でのイベントを終えた後、一行はメディアとのインタビューなどを行い、夜は阪急うめだホールへ到着。この会場では、本作が日本で最速となる試写会が行われ、上映後に舞台挨拶を実施した。

上映後のステージに3人が登壇すると、客席からは大きな歓声と拍手。日本最速上映後の舞台挨拶ということで、少々緊張気味だった3人だが、満足そうに拍手をする観客を前にして「これは大ヒットだろうな(笑)。大丈夫そう!(笑)」と安堵の表情を浮かべた。

MCとの質疑応答では、前作「まほろ駅前多田便利軒」、そしてドラマシリーズ「まほろ駅前番外地」以来久しぶりの共演をした感想を訊ねられると、「(松田とは)久々の共演だったけど、(行天の風貌で撮影に現れたとき)あ、行天がいる、と素直に思えました」と瑛太。

「まほろに帰って来たな、という感じがしました。瑛太に会った時に、これで行天になれるな、と確信しましたね。会って安心しました」と松田。家族でもなければ親友という訳でもない不思議な関係を演じる二人を「この映画は、ストーリーはもちろんだけれど、一番の見どころは多田と行天のかけあい。情けないけど頑張ってる二人を見てると心地いいんですよ」とその魅力を語った。

その後、撮影時の思い出について語っていると、多田が思いを寄せる柏木亜沙子(真木よう子)とキスしようとするシーンの話題に。多田が亜沙子に、軽トラの中でキスをしようとするも、シートベルトがつっかえて失敗する、という微笑ましいシーンについて「あれは、台本ではキスすることになっていたのですが、本番で本当にひっかかったんですよ」と、偶然生まれたものであることを瑛太が告白した。

多田にキスシーンがあることを密かに楽しみにしていたという松田は「あの多田がついに……って思ってたんですよ。ガッと言って欲しかったのに残念(笑)」とコメントし会場を沸かせた。

「みんなの感想が広がってこの映画が浸透していくんですね」と瑛太。松田も「感無量です」と語り、大森監督は本作完成後自ら観た時を振り返り、「最後のシーンを観て、もっとずっと観ていたいと初めて思えた映画です。正直その気持ちを言葉にするのは僕でも難しいけれど、ぜひ感想を皆に伝えてください」と挨拶し、大きな歓声の中で舞台挨拶は終了となった。

映画「まほろ駅前狂騒曲」は10月18日(土)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

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