安田顕が“オカマダンサー”に、映画撮影で「ムダ毛処理が特に大変」。

2014/09/27 10:37 Written by Narinari.com編集部

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9月26日、仕事帰りの新宿2丁目のオネエ30人を招待した映画「小川町セレナーデ」の完成披露試写会が行われ、主演の須藤理彩、藤本泉、安田顕、原桂之介監督が登壇。登壇者も壮観な客席を前に感無量の様子だった。

登壇者のコメントは次の通り。

◎須藤理彩(真奈美役)

台本を読んだときに思ったのは、真奈美という女性は行動を起こすより、起こっていることを受け入れる“強さ”を持っている女性。ぶれないものを持っていないと演じられないなと思いました。

(娘の小夜子役を演じた藤本泉について)泉ちゃんは見た目クールビューティーで賢そうな子なんだけど、相当な天然ちゃんです(笑)。人は見た目じゃないなと、逆にいとおしくなりました。安田さんのエンジェルは、普段からエンジェルでいてくださったんです。初めての役とは思えない!日をおうごとに指先、手つきが女性になっていってましたね。年齢も性別も色んな人たちが登場する映画です。幅広い方々にご覧頂いて、共感していただいて、見終わったあとに温かいものを胸にもって帰っていただけたらと思います。

◎藤本泉(小夜子役)

どんな感想を持って頂けるのかドキドキしています。撮影は真冬で一番寒い時期。薄いドレスで夜道を疾走するシーンが一番辛かったですね。監督に「あそこまで走ってください」と言われたんですがそこが見えなくて(笑)。

(女がオネエの振りをする、「偽オカマ」役だが)監督に、ショーも見られるお店に連れて行っていただいて、本当にダンスが素晴らしくて。これはダンスをがんばらないと!と思いました。この作品は家族のいろんな形、切っても切れない家族の絆を感じていただけるあたたかい作品になっています。そこをぜひ見て頂きたいです。

◎安田顕(エンジェル役)

僕が一番気をつかったのは身だしなみですね。ムダ毛処理が特に大変で、撮影が終わった頃にやっと習慣が身に付きました。

(藤本泉について)この作品を見て嫉妬しました!やりよるな、この人!と。素晴らしい女優さんだなと改めて思いました。エンジェルの見た目は、メイクさんや衣装さん、スタッフの方々に作り上げていただいたものです。付け爪をやっていただいたのは嬉しかったですね。ネイルにもアルファベットで「エンジェル」って入れてくださったのですが、頭文字が「A」じゃなくて「E」になってました(笑)。

撮影に入る前に2丁目のお店にも何度か行かせて頂きましたが、一番怖かったのは皆さん(オネエ様)の評価でした。責任を持ってやらせていただきました。よかったらぜひ口コミで広げていただけたらと思います。

◎原桂之介監督

10年前、スタッフの方が言った一言が始まりなんです。「寂れたスナックが、オカマバーのふりをする」そこからこの映画の発想につながっていきました。俳優陣、スタッフ、みんなで一丸となって作った映画です。俳優陣のみなさんは楽しくおしゃべりできるときと作品のことを話す時のメリハリのきいた、とても楽しい現場でした。


映画「小川町セレナーデ」は10月4日(土)より、角川シネマ新宿、川崎チネチッタ他全国順次ロードショー。


☆「小川町セレナーデ」ストーリー

とある町に佇む小さな“スナック小夜子”、寂れてはいるものの、どこか懐かしくあたたかい時間を来る人に与えている。ママの真奈美はシングルマザーとして、彼女の親友で“オカマダンサー”のエンジェルとの間に生まれた娘の小夜子とつつましくもたくましく暮らしていた。

小夜子は高校卒業と同時に東京で一人暮らしをはじめたが、いくつかの恋に破れ、つぶれる寸前の“スナック小夜子”に戻ってくる。母のためそして“スナック小夜子”を救うため、“偽オカマバー”として再起をかけようと父親とは知らずにエンジェルに助っ人を頼むことにするのだが……。

“スナック小夜子”を舞台にちょっと不思議な家族が、大変だけど、おかしく楽しく本当の家族になるあったかい物語が小川町で繰り広げられる。

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