鼻に“ヒルが寄生”で鼻血続く、山の湧き水で顔を洗ったときに侵入か。

2014/09/22 21:14 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


登山やハイキングのときに湧き水で顔を洗ったりする人は珍しくないが、中国のある男性はそれが原因でヒルに寄生され、半月以上も鼻血に悩まされることになった。治療を担当した医師の話では、放っておけば大事に至っていた可能性もあるという。

中国メディア網易新聞などによると、広東省東莞市のセンさん(仮名)は半月ほど前から原因不明の鼻血に悩まされていた。1,2日に1回のペースで必ず鼻血が出るようになり、なぜかムズ痒い。「これはいくらなんでもおかしい」と思って近所の病院で診てもらったところ、驚くことに鼻の中で虫のようなものがうごめいているのが確認されたのだという。

その後、センさんは本格的な診察と治療のために、大きな病院に転院。担当医が鼻腔鏡で覗いたところ、確かにセンさんの左の鼻の穴の中では2.5センチ程度のうごめく褐色の異物が確認された。センさんから「1か月前、旅行で赴いた山で水道水がなく、湧き水で顔を洗いました」と言われたことから、医師はこの異物がヒルであると推測。すぐに摘出作業に取りかかることにした。

ヒルの場合は吸着力が強く、無理に摘出すると鼻腔組織を傷付けかねない。そこで、医師はまずこの異物に麻酔をすることで活動能力を奪い、それからピンセットとストローを使って摘出することにした。すると、やはりその異物は生きたヒルで、摘出後にわかったことだが、センさんの鼻の粘膜はすでに腐っており、医師は「放っておけば大事に至っていたかもしれない」と胸を撫で下ろしたそうだ。

なお、医師によれば、ヒルの幼虫は白くて細く、肉眼ではわかりにくいそう。そのため、山の泉で水を飲んだり、顔を洗ったりするときは注意が必要だと話している。また、水道水に関しては「消毒済みなので、こうした問題は起こらないでしょう」とも述べている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.