追い払った蛾が耳の中に突入、自分では取り出せないまま3日間苦しむ。

2014/09/03 16:01 Written by Narinari.com編集部

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自分のほうに小さな虫が寄って来たら、鬱陶しいと、誰でも手で追い払おうとするだろう。ところが英国のある男性の場合、タイミングが良くなかったのか、手で追い払おうとした蛾がなぜか耳の奥へと入ってしまい、病院に行くまでの3日間苦しんだという出来事があったそうだ。

英紙デイリー・ミラーやメトロなどによると、蛾に悩まされる出来事があったのは、英ロンドンの北西に位置するアリスバーリーという街に住む、43歳のロブ・フィールディングさん。彼は先日、ベッドに入って読書をしていた時、飛び回っていた小さな蛾が彼の眼鏡に止まったので、手で追い払おうとしたそうだ。しかし、動かしたタイミングが悪かったようで、彼の手に押しのけられた蛾は、なぜか彼の耳の奥深くへと入っていってしまったという。

勢いよく飛び込んだ蛾は、「鼓膜まで2センチ」ほどの場所まで進入。しかも、蛾が中で動いてもがくたびに、彼は頭の中で妙な感覚に襲われ「びっくりした」という。もちろん、気持ち悪がって蛾をすぐに取り出そうとしたものの、あまりに奥へ入りすぎたために取り出すことができず、諦めてそのまま放置してしまったそう。しかし、その間も耳の中で生き続け、不快な感覚を与え続ける蛾に困ってしまった彼は、結局妻に説得される形で、蛾が耳に入ってから3日経ってようやく病院へと足を運んだそうだ。

自分に起きた思いもよらぬ出来事に、病院の看護師たちですらも「ショックを受けていた」と話すフィールディングさん。そして、医師が「小さな鉗子」で格闘すること約90分、鼓膜近くまで入り込んだ小さな蛾は無事に取り出されて、彼の3日間の苦難もようやく取り除かれた。

蛾は、不快な感覚だけでなく「信じられない痛み」をももたらしていたそうだが、取り出された瞬間は気圧の変化を受けて耳抜きをした時のような感じを受けたと話していて、彼にとっては相当気持ちの良い瞬間だったようだ。

それまでずっと耳の中で生き続けて蛾は、取り出す最中に息絶えたそうで、わざわざ家に持ち帰って「記念品として」飾っているというフィールディングさん。3人の子どもたちは、父親を悩ませた蛾を「新しいペット」として名前を考えていて、家に人が来ると「夢中になって見せようとするほど」喜んでいるという。

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