“グラス内側に氷”でキンキン、「飲み物冷たく」を追求した器具が話題。

2014/09/03 11:42 Written by Narinari.com編集部

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米国人はキンキンに冷えた飲み物が大好き。レストランなどで注文したソーダのグラスに、たっぷりと氷が入っていないと苦情が出るほどです。日本人的な感覚では、氷が多い分、飲み物が少なくなるから損じゃないか……とも思うのですが、米国ではソフトドリンクなどはおかわり無料のことが多いので、そういった心配は必要ないのでした。

さて、そんな冷たい飲み物大好きな米国人におすすめなアイデア商品が、個人起業家などが投資者を募るウェブサイト「Kickstarter」で紹介され、話題を呼んでいます。

この商品、マティーニのグラスに氷の膜を作る器具で、中に注がれた飲み物が最後まで冷たく飲めるというもの。開発したのは元バーテンダーのダニエル・カーナさん。彼の経験では、マティーニを注文してくるお客さんから「グラスをよく冷やして」「よく氷とシェイクして」「ちょっとだけ氷を浮かべて」といったリクエストを受けていたそうです。

「マティーニを飲むお客さんは、とにかく冷たいドリンクを楽しみたいのだろう」。そう感じたカーナさんは、見た目も美しく、さらに最後の一口までキンキンに冷えたマティーニをお客さんに提供したいと、今回“IceLiner”という商品を開発。まずシリコン上のこの器具をマティーニグラスにはめ込み、器具とグラスの内表面の隙間に水を注ぎ、冷凍庫で凍らせれば出来上がりです。シンプルな構造ですが、グラスの中に出来た氷の膜でドリンクを包み込むことで、ずっと冷え冷えのマティーニが楽しめるというわけです。

カーナさんによれば、単なる水だけではなくジュースなど色がついた飲み物でも代用が可能で、そうすることによって見た目も面白いマティーニが出来るそう。さらに、同様のアイデアをウイスキーのグラスにも応用できるよう、別途デザインを追加しました。

この“IceLiner”、食べ物関連のブログなどで紹介されるとたちまち話題となり、8月末の時点でターゲットの資金30,000ドル(約315万円)までもう手が届くような人気商品に。実際に商品化されても、今のところ米国だけにしか発送出来ないそうですが、出来ることなら日本でも試してみたいアイデアですね。

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