アジアとヨーロッパにまたがるため、双方の文化が融合され、オリエンタルな魅力があるトルコ。そんなトルコをテーマに、世界3大料理のひとつとされるトルコ料理から、文化もまるごと楽しめる「ターキッシュフェスティバル」が、8月22日から24日まで、東京・お台場で開催された。日本最大のトルコフェスティバルがどのようなものなのか、トルコ旅行気分を楽しもうと、ナリナリドットコム取材班も訪れてみた。

会場は東京テレポートの駅から、ヴィーナスフォートの間の芝の公園で、会場には、テーブルも椅子も十分な数が準備されており、ゆっくり食事も楽しめる。

ローストしたお肉を削いで、薄いピタパンに野菜とソースをかけて食べる、ドネルケバブ。手軽に食べられることもあり、日本では最も有名なトルコ料理ではないだろうか。トルコではヨーグルトを料理に使うことが一般的で、トマトベースのソースにヨーグルトをプラスした、さっぱりなドネルケバブも販売されていた。

また、“伸びるアイス”で有名なトルコアイスも販売されている。トルコアイスは受け渡しにも特徴があり、わざとアイスを渡さなかったり、ひっくり返したりと、トルコ人のユーモアあふれる接客も面白い。

トルコのお酒も何種類か販売されており、現地で人気のエフェスビール。のどごしもよく、癖があまりないので、ドネルケバブには相性バツグンだ。暑い時間には、フローズントルコワインがグッド。珍しいお酒としては、葡萄から作られ、アニスという八角によく似た香辛料で香りづけされたラクがある。アルコール度数は45度もあるそう。無色透明だが、水を入れると白くなるので、氷をいれてもらうと色の変化が楽しめる。

文化体験コーナーも充実しており、水面にインクを落とし、棒で模様を作成するエブルで絵を書いたり、オヤと呼ばれるトルコの刺繍を体験できる。夏休み中の子供も多く、トルコの文化を親子で体験していた。

ステージでは妖艶なベリーダンスや、伝統楽器の演奏も行われた。

お台場のミニトルコで、食、文化、エンターテイメントを楽しんだら最後はお土産。トルコのお守りナザールボンジュウグッズが、女性に人気のようで、大小様々な形のものが販売されている。美しいお花の模様の小鉢は、すべて手書きなので、ひとつとして同じものはないとのこと。

メロン、ミントなどの味が日替わりで楽しめる水タバコや、ダイエットに効果的と噂のベリーダンス体験コーナーもあるので、夏休みの最後にトルコ旅行気分が味わえる楽しいイベントとなった。