落水したiPhone救出劇で騒ぎ、ポンプで池の水汲み上げようとしたら…。

2014/08/08 14:40 Written by Narinari.com編集部

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ドイツのある少年は先日、池で友人たちとボートに乗って釣りをしていたとき、ふと油断して水の中にiPhoneを落としてしまった。機種変更をすればまた使えるようになるとはいえ、撮りためた写真や動画のデータまで失いたくなかったという少年。そこで彼は、落としたiPhoneをどうしても見つけたいと大胆な行動に出た結果、大きな騒ぎを起こしてしまったそうだ。

英紙メトロや仏ニュースサイトのHitek.frなどによると、この少年は、ドイツ北西部の街メッペンに住むというハンスくん(16歳)。先日、友人たちと釣りをしている間に、池へ自分のiPhoneを落としてしまった彼は、電話が動かなくても「友だちとの写真やビデオが入ってるデータは取り戻したかった」と、水中の捜索を決断したそうだ。

そこでまず、水の中に潜って探そうと考え、釣り小屋に事情を説明して「潜水スーツやシュノーケルを貸して欲しい」とお願い。しかし、残念ながら釣り小屋の従業員たちから貸し出しを「拒否」されたそうで、なおも諦められない彼は次の手段に打って出る。その日の夜、「強力な2台のポンプ」を持って再び池に出向き、水が無くなれば「携帯電話が見つけられるだろう」と、池の水をポンプで吸い上げる作戦に出た。

池にある大量の水も「充分吸い上げられるだろう」と、わざわざ2台のポンプを持ってきたハンスくんだったが、いざ実行したところで1つ問題が発生。池の水を吸い上げるところまでは良かったものの、そんなにも大量の水を、池の隣に設置されていた、釣り小屋のトイレへと直接流そうとしたのだ。ところが、そのトイレは下水へ繋がってるわけではなく、「小さなタンク」(英紙デイリー・ミラーより)に溜められる方式だったことを彼が知らなかったために、騒ぎが起きてしまったという。

池から吸い上げ、どんどんとトイレに流されていった水は、間もなくタンクの容量を満たして溢れ出してしまい、釣り小屋の駐車場一帯が水浸しになる事態に。そこに現れ、異変に気付いた釣り小屋の経営者が警察に通報したため、ハンスくんはあえなく御用となってしまった。その後、駐車場やトイレの清掃に加え、池に戻す水の代金も払うように命じられたハンスくん。気になるのはそこまでして取り戻したかった彼のiPhoneだが、結局、見つけることはできなかったという。

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