猿が映画館で「猿の惑星」鑑賞、居合わせた観客「見せていいのか?」。

2014/08/06 09:20 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、米サウスカロライナ州マートルビーチにある映画館で、2歳になる2頭の猿が、全米2週連続1位を記録した映画「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(日本公開は9月19日から)を鑑賞したという。

米放送局ABCや英紙デイリー・メールなどによると、この猿たちは、地元の映画館でポップコーンとジュースも購入し、映画鑑賞にまつわる一通りの体験を楽しんだ。2頭が暮らす「マートルビーチサファリ」では、普段からエンターテイメントとしてテレビを見ているそうで、前作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の大ファンでもある。

「マートルビーチサファリ」のディレクターは「映画館へのお出かけは人間と同じ。まず売店に行ってポップコーンとジュースを買うところから始まる」とし、「この2頭の猿は賢い。店員にお金を渡してから食べ物や飲み物を受け取ることまで知っている」と話す。

無事に食べ物と飲み物を購入し、席につくと、猿の注目は映画に集中した。「ちょっと年上のヴァリは頭の回転が良い。『ロード・オブ・ザ・リング』を何回も見てきたが、ストーリー展開をきちんと理解している」という。

ヴァリは各キャラクターの表情と行動でどれがヒーローなのか悪役なのかを見分けることができるとのこと。「彼は手を叩くのが好き。お気に入りのものが出て来るといつも手をパチパチさせているので、劇中のいい人には同じことをしていた。反対に、気に食わないことが起きると猿は吠える。悪い奴が出てきた時、彼は不満を表すように叫び声をあげていた」。

この日、猿たちの他に1,000人におよぶ観客がシネコン内のIMAXスクリーンで映画を満喫。ディレクターによると「猿なんかにこんな映画を見せていいのか? これを機に世界を征服しようと思ってしまうのでは?」と観終わった猿たちへの不安を抱いた観客から、質問を受けたという。何人かは、本気で心配していたそうだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.