頭文字Dならぬ「オノシャルD」、劇場版舞台挨拶で小野大輔いじり。

2014/08/03 08:05 Written by Narinari.com編集部

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累計部数4,860万部を誇るクルマ&青春コミックの金字塔「頭文字D」(作:しげの秀一)。その新3部作が、この夏劇場版として帰ってくるが、8月2日、第1弾「新劇場版『頭文字D』Legend1 -覚醒-」(配給:松竹)の完成披露試写会と、豪華声優キャストによる舞台挨拶が行われた。

宮野真守をはじめ、中村悠一や小野大輔など、豪華声優キャストが登場するとあって、会場には原作・アニメファンに加え、多くの女性ファンが集結。本編上映後には、観客から盛大な拍手が沸き起こった。声優キャストらと本作の映像制作に携わったサンジゲン代表で、CGクリエイティブプロデューサーの松浦裕暁氏が登場すると、「キャー!!かっこいい!!」と黄色い声援が上がり、宮野は「藤原拓海役の宮野真守です。本日は宜しくお願い致します。」と満面の笑みで挨拶した。

「今回の役を演じるにあたって意識や大切にされた部分は?」の問いに宮野は「歴史ある作品なので、オーディションの時からドキドキでした。思春期のうずうずした想いを演じられたらと思いました」と回答。そして少し口をこもらせながら「Legend1-覚醒-」と中村のモノマネを披露し、会場の笑いを誘った。

思わぬいじりを受けた中村は「何を言えばいいんだろう」と戸惑うと、「とりあえずLegend1-覚醒-って言っとけば?」と宮野がさらなる追い打ちをかけ、会場は大爆笑。中村がコメントを続けようとするものの小野らに阻まれ、「今おれの番!」とツッコむとすかさず宮野が「小野Dの番じゃないから」と続け、アフレコ現場でも「オノシャルD」とみんなからいじられていたことが判明した。

そんな小野は「車に乗っていた時を思い出した。しげの先生の絵って熱いんですよね。線が太いし、みんな汗かいている。熱量を感じる作品」と原作の“熱さ”を大切にしたそう。松浦も「しげの先生の絵のタッチは力強い、そのタッチも含めて“頭文字D”なんです」と語り、さらには制作現場でスタッフたちがしげの秀一特有のタッチを“Dタッチ”と呼んでいたことを明かした。

すると先ほど「オノシャルD」といじられていた小野に視線が集まり、「俺じゃないから!」とツッコむものの、「これ、手書きですから」と宮野が小野を指さし、この日一番の爆笑が起こった。

それぞれ本作での好きなシーンを聞かれると宮野は「車やエフェクトの魅力もあるんですけど、人間ドラマ、特にお父さん(文太)との会話が楽しくて。不器用ながらもコミュニケーションをとる様がリアルで演じていて楽しかった」と、本作の魅力を語った。土田大は池谷が事故を起こすシーンを挙げ、愛車をかわいがる気持ちに共感。制作を担当した松浦はこれまでにないカットをつくるべく、カメラワークにこだわったバトルシーンを挙げた。

最後にファンに対し、「僕らの熱い想いがつまった作品がもうすぐ公開するので、嬉しいです。“新”ということで僕らにしかできない作品になっていると思います」(宮野)、「車やバトルに興味がない人でも楽しめる作品です」(中村)、「年を取ったら忘れていくかもしれない熱量がつまった作品です」(小野)、「映像に愛を感じ、僕らも負けないよう頑張った」(白石)、「応援よろしくお願いします。」(土田)、「作品を作らせてもらっていることに感謝。皆さんの力で映画を盛り上げていけたら」(松浦)と、それぞれメッセージを送った。

「新劇場版『頭文字D」 Legend1 -覚醒-」は8月23日(土)より全国の劇場で公開。

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