市村正親が胃がんで舞台降板「今の私の夢は再びお客様の前で歌うこと」。

2014/07/28 00:39 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


俳優の市村正親(65歳)が7月27日、早期の胃がんと診断されたと発表した。それに伴い、エンジニア役として出演していたミュージカル「ミス・サイゴン」は代役を立て、市村は7月29日(火)より10月5日(日)までの全日程休演する。

発表によると、市村は6月下旬、体調不良のため病院で診察・精密検査を受けたところ腫瘍が発見されたという。この腫瘍は悪性で、早期の胃がんと診断された。

市村は今回の降板について、「公演を楽しみにお待ちいただいているお客様には、本当に申し訳ない気持ちで一杯です」などとお詫びしている。

なお、今後は手術を受け、約2週間入院。その後は自宅療養に入り、11月から予定しているミュージカルには出演する予定だという。


☆市村正親のコメント全文

この度は、私事で皆様にご心配とご迷惑をおかけしております。
公演を楽しみにお待ちいただいているお客様には、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。

俳優として一番悲しいことは、楽しみにしてくださるお客様の前に立って舞台からご挨拶できないことであり、一番悔しいことは、共に作品を作り上げるために稽古場で闘ったスタッフ及びキャストに迷惑をかけることです。
この『ミス・サイゴン』は私にとって俳優人生の転機となった作品です。22年前の日本初演、エンジニアという役をいただき、『アメリカン・ドリーム』を歌う中で、わたし自身が俳優として大きな夢を見させていただきました。

今のわたしの夢は、再びお客様の前でこの曲を歌うことです。そのためにわたしは治療に専念しますが、『ミス・サイゴン』のスピリットは変わることなく、頼りになる仲間たちによって、毎日すばらしいパフォーマンスが繰り広げられます。

演劇の神さまが、僕に与えてくれたこの舞台が、一人でも多くのお客さまに愛され、そして、皆さんが楽しんでくださることを心から祈っています。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.