橋本愛が映画で食べず嫌い改善、本格的な農作業体験通じ意識変わる。

2014/07/19 04:55 Written by Narinari.com編集部

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女優の橋本愛(18歳)が主演する映画「リトル・フォレスト 夏・秋」が、9月に開催されるスペイン語圏最大の映画祭「サン・セバスチャン国際映画祭」に出品されることが決定した。それに伴い、橋本がコメントを寄せている。

本作は五十嵐大介の人気コミックを原作にした作品で、都会で自分の居場所を見つけられなかった主人公・いち子が、故郷である東北の山村“小森”に帰り、自給自足の生活をしながら、生きる力を充電していく物語。旬の食材を生かした日々の食事・料理とともに描いている。約1年間にわたって岩手県奥州市にてオールロケを敢行。春夏秋冬4部作として8月30日(土)より「リトル・フォレスト 夏・秋」が公開される。

今回の海外映画祭への出品について、橋本は「この作品は、ロケ地岩手の景色を切り取った一つ一つの映像の美しさが、大きな魅力だと思っています。海外の方にも、日本の美しさを堪能していただける機会に恵まれたことをとても嬉しく思います」と喜びのコメント。

そして「『夏・秋』は、主人公のいち子の自給自足の日常を覗いてもらう形になったと思います。自分の手で料理する営みから得られる満足感と、地元の新鮮な素材の力をひしひしと感じながら、どの料理も本当に美味しくいただきました。私自身撮影を通して食についての考え方が変わったように、観てくださった方々がそれぞれ何かを感じ取ってくだされば幸いです」と、作品の見どころを語った。

ちなみに橋本はこの映画で本格的な農作業を体験し、自分の育てた野菜を使って料理をするという撮影を1年間続けたことで、食べ物の好き嫌いが少なくなったとも。「山菜など今まで食べず嫌いのところがあったのですが、ロケ地の岩手で朝採れの新鮮なものを頂いて、味付けうんぬんを越えてとにかく美味しくて感動しました。東京でも焼肉屋さんに行って、付け合せの野菜は食べないことが多かったのですが、撮影後は、野菜を作った農家さんがいると思い、食べるようになりました」と具体的なエピソードも明かした。

また、森淳一監督は「海外での上映は、観客の反応が日本とは違うので、とても楽しみです。東北地方の郷土料理や、四季を通した美しい田舎の風景が、世界の人々の目にどんな風に映るのだろうと考え、今から興奮しています。個人的にスペインは昔から憧れの国。サン・セバスチャン国際映画祭に出品することで、東北ならではの料理法、伝統文化をスペインのみならず、世界中に紹介できればと、思っています」と同映画祭への出品に心躍らせている。

映画「リトル・フォレスト 夏・秋」は8月30日(土)、全国ロードショー。

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