“男性”の血尿は生理だった、結婚10年目&44歳で自分が女性と知る。

2014/07/18 17:47 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、ある男性が44歳になってはじめて、自分が女性であることに気付くという出来事があった。この男性は血尿と身体の不調から病院を受診。検査の結果、血尿が月経であることを知らされたのだという。

中国メディア浙江在銭などによると、この男性は浙江省で暮らす44歳の陳さん。陳さんは自分の小便に血が混ざっていることに気付き、身体がだるく、顔や足にむくみが現れ、ときどき腹痛も起こるようになったため、妻と一緒に永康市第一人民病院で診察を受けることにした。

医師の話では、当時、陳さんは髪を短く刈り揃え、服装も男性そのもの。それこそ医師ですら後に判明する驚きの結果を予想できない雰囲気を醸し出していたわけだが、骨盤のCT検査により、信じられない“異常”が判明した。陳さんのお腹の中では、女性の子宮と卵巣が確認できたのだ。

この検査結果に驚いた医師たちがあらためて入念に検査したところ、陳さんにはほかにも一般男性と異なる特徴がいくつか見つかった。それがヒゲやノドぼとけがなく、男性性器のかたちも異なるという点。しかし、陳さん曰く、妻との性生活は普通に行ってきた語っている。

医師たちはひとまず検査で見つかった陳さんの副腎の腫瘍を手術で切除することに。幸い腫瘍は良性で、2週間後には退院できることになったが、同時に行われた染色体検査の結果でも、やはり男性ではなく、女性と診断されたという。


☆中国では昨年6月にも似たケースが話題に

▼66歳男性に医師「あなた女だ」、胃痛で診察受けたら卵巣の病気だった。
//www.narinari.com/Nd/20130621859.html

中国では昨年6月、胃痛で病院を訪れた66歳の男性が検査を受けたところ、痛みの要因と見られた腹の膨らみが、卵巣が腫れた状態だったためだと判明した。

小さな男性器もあって、見かけ上は完全に男性だったが、女性の2,500人から3,000人に1人に現れるとされるターナー症候群(※女性には2本あるX染色体の1本が欠落した遺伝子上の問題)と、ホルモンを分泌している副腎皮質の異常により男性化作用があるアンドロゲンという物質が過剰分泌される先天性副腎過形成の2つの問題が重なった、極めて稀なケースと診断された。

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